第4試合 無差別級戦/5分2ラウンド
○謙吾(1R 4分17秒、TKO(レフェリーストップ))橋本友彦×

久しぶりに重量級の試合を見ました、という感じでした。重量級の試合の一つの特徴としては意外に動きが速いです。今回リングロープの張りが少し弱かったので2度程両者リングの外に落ちそうな場面もありました。その内の一回はKENGO選手の足が自動的にサードロープとセカンドロープに太ももが挟まってしまうなんてシ-ンが見受けられたんですが試合の方はマウントの形でグラウンドになってそこからKENGO選手がパンチの連打を放った時点、細かいパンチが当たり出して、顔が腫れ出し大変危険な状態になりつつある所でレフェリーストップで試合が終わりました。

印象としてはKENGO選手はこないだの勝利によって一発一発ちゃんと強く打つという事を学んで来た様です。ですから一つ一つのパンチが以前の様な決めの無いパンチでは無くなって来ました。キックもしかりです。試合が始まって30秒位で右ローキックが2、3発、橋本選手の右足を捕らえたのですが、アッとい間に蚯蚓腫れになっていました。そういう意味では橋本選手もあまり経験した事の無い強い蹴りを受けたんじゃないかなと思います。対する橋本選手は柔道三段、重量級出身という事もあって、スタンドの組合、さしあいのポジションは流石だなという所を随時見せてもらいました。踏み込み、押し込みの強さも伴い勇気ある闘いを見せてもらいました。ただ、組んでからの顔面等の守りが防戦になってしまいます。ガードをしているんでが実際はガードの上、サイドから叩き込まれてしまいました。一発が重いヘビー級のクラスになって来ると、そういう除け方をしていると大きな怪我へ繋がって来てしまうのでレフェリーが試合を止めました。試合後やはり顔がどんどん腫れて来ましたから、もう少し出来たといえば出来たのですが、適切なストップだったと思います。もう一度、橋本選手はもう少し練習を積んでもらって、それでまた大きな重い選手と、石井大輔選手あたりとやってもらっても面白いかなと思いました。

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