■ 第5試合　初代ウェルター級王者決定トーナメント/5分2ラウンド ○伊藤崇文(2R 5分00秒、判定(3-0))長岡弘樹× このトーナメントが開催された時点で、自分がベルトを巻くという一種の使命感も併せて自他共に巻くのは俺だ！という風に強く思ったのはやはりこの伊藤選手だったと思います。私生活でもなんでもそれを口にしていましたし、彼の肉体等を見ていても、トーナメント開催を発表された後の肉体というのは、かなり鍛えぬかれてきた！そんな感じがしました。目標を設定するという事で人間というのは明確に変化をして行く、という事だと思います。ですから伊藤選手はその部分での立ち上がりというのは、前試合も含めて、大変スピーディーで自分からどんどん仕掛けて行き、まるでチャレンジャーのような戦い方でした。長岡選手も気持ちが前に出ていて、決して気後れするタイプの選手ではありません。打たれ強いし、伊藤選手の鼻柱に良いストレートをぶち込んで伊藤選手の流血を呼び起こすような良いファイトをしました。が、いかんせん伊藤選手の駆け引きも無しに序盤からどんどん前進して勝ちに行こうとする、技を仕掛けて行くチャレンジャーぶりにちょっとペースを乱された、そんな感じでした。伊藤選手は長岡選手と闘いながら王者になる事にチャレンジしていたというところに、この試合の見所があったと思います。 >>>　N E X T