■ 第6試合　初代ウェルター級王者決定トーナメント/5分2ラウンド ×大石幸史(2R 5分00秒、判定(0-3))國奥麒樹真○ 最近、大石選手の闘い振りというのがあまり紹介されないのですが、アマチュア時代の実績を裏付けするような、実にきっちりきっちり勝って行く、そして勝つ為にはどうするのか？という事を十分経験して闘っているという実直さがでている試合を彼はしてきます。今回も大先輩、國奥選手に対して今まで以上に前へ前へ常に出て行く、圧力をかけていくという大変好感の持てる試合でした。それに対して國奥選手は冷静に冷静に対処しながら、細かいパンチをバランス良く当てながら大石選手の攻撃を上手く押さえ込んで行きました。國奥選手はクレバーだなという事と、ミドル級のトーナメントも征していますから、トーナメントの闘い方、決して無理をしない、状況をみながら一つ一つ勝って行くんだという視野の広い闘い方をしているなと思いました。絶対に自分が取りこぼす事のない闘い方をこの準決勝では行っていたと思います。それがこの1、2Rの判定がイーブンだったという事です。さすがだなと思ったのは延長に入ってマストだという事が十分解ってますので、今度はどんどん仕掛けて行いきました。前へ前へ出る大石選手を退けながら逆に最終的にはきちんと判定で勝って行ったというところにもう一人の絶対ウエルター級王者にならなければいけないと自負している男の闘い方をここでも見ました。 >>>　N E X T