第6試合 ライトヘビー級/5分3ラウンド
×佐藤光芳(3R 2分52秒、レフェリーストップ)KEI山宮○

マーコート選手が前タイトリストであれば山宮選手も前タイトリスト。そして今をときめくパンクラス・グラバカの佐藤選手という試合でした。一つのライトヘビー級の見所である試合だなと思いました。一言にすると佐藤選手らしいタフな試合展開でした。ややトルクを上げながらきちんとグラウンドでコントロールして行こうとする腰の重い佐藤選手。それに対して山宮選手のスタンドでの打撃がどういう展開になるのか?というところでした。山宮選手はちょっと新しい感じですねというか、流石前チャンピオン。自分の中の枠をどんどん広げて来ています。パンチの打ち方、打つタイミング、打つ間合い、いずれも増えてきてるし、引出しも増えて来てます。今回はちょっと見難くかったのですが、相手の動きに合わせて、小さく飛び膝を使ってみたりという中の反応速度が増えてきた速かった事、反応の内容が、反応すべき種類、そういうものが卓越してきて新しいKEI山宮が誕生しつつあるなという予感をさせてくれる試合でした。細かいパンチを重ねて来て3Rに入った時点で流石のタフな佐藤選手もちょっとダメージが蓄積していました。3Rに入った時点で、がぶってタックルを切って、そしてグランドの展開からのパンチの応酬の中で佐藤選手に何もさせない状態でした。そのようなところに新しい山宮選手の片鱗を見た、そんな試合でした。


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