■第5試合　ヘビー級/5分3ラウンド ○高橋義生(3R 5分00秒、判定/2-0)多田尾秀樹× 高橋選手は体重を100kg近い99.9kgまで上げてきての試合でした。この先UFC等の海外進出を考えるとちょっと寒い試合だったなと思います。試合後僕は高橋選手に体重を重くする事も良いけれどもそれに終始してしまって身体の切れが全く出ない、そして強引なパンチと技しか出せなかったというところで、走りこみという課題を高橋選手に出しました。それをしっかりやっているかどうかというのは、次の試合をみれば判る事なので、そこから先の高橋選手の評価というものはそれ次第で話したいなと思います。 多田尾選手はアマレス出身という事で、アマレス当事のしつこいレスリングを展開しました。序盤、高橋選手の速いリードパンチをちょっと貰って距離がとれなくてなかなか踏み込む事が出来なかったんですが、一旦踏み込んでしまうとコーナーに押し込んでスタンドのレスリングを展開するというところでは、たいへん粘強い試合をしたと思います。相当高橋選手の打撃というのは怖いと思いますから、その脅威に打ち勝って前へ出て行くというのは大学時代の闘い方がそのまま展開出来たという事はRJWの選手の方達は経験値を積んで大変良い練習をして来ていると思います。そういう意味ではGRABAKA、パンクラスismはRJWを侮れない状態になって来たと思います。芹沢選手、星野選手、多田尾選手、見るべきところがたいへんある試合をしたと思います。そういう面では第3勢力としてたいへん期待出来る団体になって来たのではないかなと思います。何かビッグタイトルに挑戦してもらえる選手が出てきてもらうと楽しみです。 >>>　N E X T