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■第7試合 無差別級/5分3ラウンド ×謙吾(1R 2分33秒、TKO/アームロック)ロン・ウォーターマン○ 実はこの試合、僕は楽しみにしていたところがあります。ロン・ウォーターマン選手の身体が大変ビルドアップしていて身体が大きく120kgあるという部分もあるんですが、実は大きいだけの選手ではないと思っていました。というのは試合に先立っての広尾で練習を見る機会がありました。その練習はたいへん緻密であるし技術的にも相当裏付けのある選手だなと見てとれました。ですからこれは謙吾、相当やばいよ、という懸念はしてました。 試合の方はその予想通りになりました。殆ど始めの立合いの打撃の数発のやり取りの後は殆どスタンドの争いからテークダウンをロープ際で取って、そこで上から首を決めて、ポジションが崩れたところから左腕を取ってアームロックに持って来て終わりという試合でした。細かい技術というよりは力づくでも持っていっちゃったというのも正しい部分ではあります。技としては荒かったりします。ただ、ウォーターマン選手がやった事。相手の首をしっかりコントロールして、上体を殺して、そこから腕を取りにいって腕を最終的に殺したという事自体はかけねなく強かったという事だと思います。前に脱臼した腕だと思うのですが、幸い試合後の謙吾選手の腕の状態は、決められた時にパキンとロック音もしたので少しまずいかなとも思ったのですが、腕のダメージよりもその前の段階で首を結構コントロールされました。首とか背中のダメージの方が当人は翌日大きかったいう風に言ってるんですが、謙吾ファンの方々には肘のダメージはそれ程でもないので、しっかりとトレーニグをして、今彼にはちゃんとこの敗北というものをどうすれば良いのか?という秘策を預けてますから、何ヶ月か後に立ち直りを見てもらいたいと思います。 ロン・ウォーターマン、この名前は憶えておいてもらいたいです。 >>> N E X T |