第7試合 ミドル級/5分3ラウンド
○クリス・ライトル(1R 2分12秒、ギブアップ/三角絞め)星野勇二×

久々のライトル選手、髪の毛も短髪にして、見た目、若返りをはかってその辺のアメリカの高校生みたいな感覚のリングインでした(笑)。童顔でした。それに対して、ここのところ色々なリングにあがり経験を積んではいるんですが、いまひとつネオブラッドの時の迷いの無いファイトがちょっと影を潜めている状況の星野選手。

10試合のうち唯一、判定ではない、きちんとした1本勝ちの試合でした。試合の方は星野選手がどれくらい、ライトル選手に肉薄していくかという事だったんですが、星野選手の積極性がライトル選手の旨味に上手くパッケージされての三角締めという形でした。経験の差というのでしょうか、一つ言えるのはライトル選手は大型のアメリカ人選手とスパーリングなり、トレーニングをしている影響で、同クラスの選手にはあまりパワーとか色々な意味でのびっくりさせられるという事が少ないと思います。ですから綺麗に技をトレースしていくようなファイターは多分、組し易いと思います。ライトル選手のような選手が一番怖いのはワンパンチありの選手です。それによって試合の流れが一気に変わってしまいます。第3試合の加藤選手、第4試合の山崎選手、第5試合の港選手、というようなタイプの選手が実は組み難いのかもしれません。そういう意味では星野選手はちょっと正直にいき過ぎたかなという感じがしないでもないです。次に期待しましょう。


>>> N E X T