9月の横浜文化体育館大会に続き、11/30(土)横浜大会への出場が決まりました渋谷選手ですが、先ずは9月のVS佐藤光芳(パンクラスGRABAKA)戦を振り返っていただきたいと思います。佐藤選手との試合は、レフェリー、サブレフェリー、ジャッジの3者が30-28をつけるほど、渋谷選手が試合のポイントを押さえての勝利でした。
渋谷修身:何回も極めるチャンスはあったんですが、こまかいところで上手く逃げられたなという感じで。やっぱり極めないとなぁ〜というのがありましたね。

勝利を喜ぶというより、反省することの方が大きかった?
渋谷修身:そうですね。

6月のタイ修行以降、8月の梅田大会では郷野選手と引き分けて、前回の佐藤選手からは勝利ということで、対GRABAKA2連戦に1勝1引き分けという結果を残してらっしゃいますが、この結果に関してはいかがですか?
渋谷修身:ん〜、まだまだですね。やっぱり(自分が)負けてる選手と試合をしたいので。全部勝たないと納得がいかないですね。

それは佐々木(有生)選手であり、石川(英司)選手でありということですよね。
渋谷修身:そうですね。まぁ、郷野選手とも引き分けだったので、もう一回闘いたいですね。

では、その佐々木選手が9月の横浜大会でアレックス・スティーブリング選手と試合を行ったように、今回は渋谷選手が世界の舞台で活躍している選手、ヒカルド・アルメイダ選手と対戦しますが、試合を控えた現在の心境はいかがですか?
渋谷修身:え〜、まぁ、この世界では強さなんてみんな紙一重だと思うので・・・。だから対戦相手がどうのこうのと言うよりも、自分の気持ちと技術とかを磨いている方が良いかなって。(対戦相手は)全部できるものだと思ってやってますね、相手が誰であろうと。例えば相手は打撃ができないって読んナメてかかって、実際の試合で(相手に)打撃でこられると、それだけで狂ってしまうんですね。だから相手がどうこうというよりも、自分が大切だと思います。

アルメイダ選手のプロフィールや戦績を渋谷選手ももちろんご存知だと思いますが、アブダビコンバットやUFC、PRIDEなどで活躍してきた選手との対戦ということで、この一戦をチャンスだと思いました? 素晴らしい実績を残してきた選手だと思いますが。
渋谷修身:え〜、あんまり気にはなんないですね、別に。知らなかったですから。

アルメイダ選手の試合映像をご覧になってらっしゃると思いますが、選手としての印象はいかがですか?
渋谷修身:技術は超一流だと思うので、前に前に出て行くようなアグレッシブな試合はやり辛いな、やりにくそうだなって感じですね。この前船木さんも(横浜)道場でそんなことを言ってたんですが、まぁ、それでも自分からどんどん仕掛けて、先手必勝でいけっていうアドバイスをもらったので、僕から先にどんどんいきたいなって思ってます。

今回のVSアルメイダ戦は渋谷選手にとって大一番だと思いますが、そのあたりはどうでしょう?
渋谷修身:いや、毎回大一番だと思ってます。自分の中では。誰が相手だろうと。確かに相手の実績とかそういうことで考えると大きな試合という意識がないわけではないんですが、でもそういうことを考えるよりも、自分を磨いている方が大切というか。余計なことを考えると僕ダメなんですよね。この試合に勝ったらランキング何位だとか、UFCに出れるかなとか。そういうことを考えるとあんまり良くないんで。もうそういうことを考えるのは終わってからでいいかなって。

分かりました。では話はちょっと変わりますが、今回の横浜大会ではメインで鈴木(みのる)選手と獣神サンダー・ライガー選手が試合を行います。この一戦に関して、渋谷選手が何か思うことがあれば教えていただけますか?
渋谷修身:え〜、僕も試合があるので、まぁ、終わってみればそれに勝っていたいなって思いますね。内容、インパクト、全部に。

では最後に、渋谷選手の試合を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへメッセージを。
渋谷修身:そうですね・・・、地元、横浜で良いとこ見せます。

渋谷修身選手database