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: 前回の試合、9/29・横浜大会でのVSロン・ウォーターマン戦をまずは振り返っていただけますか? ■ 謙吾:ん〜っ、まぁ、向こうのやりたい闘い方にまんまとハマって、普通にやられちゃったって感じですね。何もできなかったんで。そこがメチャクチャ腹立ってるっていうか、自分自身に。 : やっぱり「パワー」ですか? ■ 謙吾:うん、「力」ですね。でも、間合いの詰め方だったり、倒してからの上手いサイドの取り方だったり、腕のとり方とかもすごい無駄な動きがないんですよね、ウォーターマン自体に。完璧にやられちゃってるんで、そこで何もできなかったというのがね・・・。 : 3月の復帰戦(DEEP2001大会)以来、すごい良い感じで3連勝を飾って、その後のVSウォーターマン戦でしたので、やはりけっこう落ち込みました? ■ 謙吾:ん〜っ、そうッスね、まぁ、けっこう落ちたんですけど、それはそれで・・・。 : 精神的なダメージはもう回復しました? ■ 謙吾:精神的にはもう全然。大丈夫。 : 体の方のダメージはどうですか? ■ 謙吾:そうですね・・・、1ヶ月ぐらいはちょっと痛くて、どうなるのかなって思ってたんですけど。まぁ、今はすごい動けてるんで、大丈夫じゃないんですかね。 : 分かりました。では、9月の試合で負った精神的、肉体的ダメージを克服して臨む、12/21(土)ディファ有明大会でのVS石井淳(超人クラブ)戦ですが、石井選手のことはご存知でした? ■ 謙吾:まぁ、何となく。「DEMOLITION」で折原選手に勝ってるってことで。 : 今年5月のVS橋本友彦(DDT)戦もそうだったんですけど、日本人選手同士の無差別級戦というのはパンクラスマットでも非常に貴重な試合になると思いますが、VS日本人選手ということで、現在の心境はいかがですか? ■ 謙吾:ん〜っ、あんまり日本人だからどうっていうのはないですけどね。別にそんなに知らないし、他人だし。まぁ、相手っていう感じですかね。 : 石井選手の試合映像はご覧になりました? ■ 謙吾:はい。「DEMOLITION」のは見ました。 : どんな印象をお持ちになりました? ■ 謙吾:やっぱ体があるから、突進力と圧力、前に出てくる力はあると思うんで。あと、腰がしっかりしてそうなのと、グラウンドでの体重のかけ方とかも上手いと思うんで、そのへんは気をつけなきゃいけないなとは思ってるんですけどね。 : ホームリングで、パンクラス以外の日本人選手を迎え撃つという状況の試合になると思いますが、「負けられない」というプレッシャーはやはりかかってます? ■ 謙吾:ん〜、まぁ、けっこうかかるもんですね。でも、そういうの、けっこう慣れてるんで。橋本選手の時もそうだったし。どうッスかね。見れば分かるんじゃないですか。 : 謙吾選手にとって今回の試合はどういう意味合いを持つ試合になるんでしょうか? ■ 謙吾:ん〜っ、確実に倒さなきゃいけない相手だと思ってるんで・・・。ん〜っ、何だろう? 初心に戻って頑張りますみたいな(笑)。いや、新生もなにもないんですけどね。まぁ、でも今良い練習をずっとやってるんで、普通に一生懸命やってれば勝てる相手だと思ってるんで・・・。ん〜っ、何スかね・・・、またゼロに戻された謙吾の階段の一つですか? そういう感じですかね。 : では、少し話題を変えて。11/30・横浜大会で鈴木選手と獣神サンダー・ライガー選手が試合を行いましたが、あの一戦を謙吾選手はどうご覧になりました? ■ 謙吾:ん〜、やっぱあの空気というか、空間、試合がはじまる時から終わるまでの会場の雰囲気、空気をつくったのは、やっぱりあの二人ならではと思うし・・・。ん〜、何て言うんだろうな〜、見てて凄い異様な雰囲気だったんですよね。試合の緊張感もあって。プロとプロの闘いだっていうのは感じましたね。だからあれはやっぱ、二人が今まで築き上げてきたものがぶつかることによって、ああいう空間が生まれたっていうのがあると思うんで、そのへんは凄いなっていうのがありましたね、見てて。メチャメチャ面白かったです。まぁ、勝負だから何があってもおかしくないっていうのがあったんで、鈴木さんが勝ってとにかくホッとしましたね。ただ、(パンクラスの)10周年を鈴木さんが仕切るっていうのは納得がいかないなって。それは違うんじゃないかって。パンクラスの10年というところで、鈴木さんが出て(佐々木)健介選手と試合をするっていうのは、ちょっと違うんじゃないかなって思いましたね。僕は来年頑張って、10周年の舞台で、パンクラスのチャンピオンである(セーム・)シュルトに挑戦するっていうのが、僕の来年の目標ですからね。別に仕切りたいのは鈴木さんだけではないし。菊田さんにしろ、美濃輪さんにしろ、近藤さんにしろ、國奥さんにしろ、いっぱりあるわけであって、タイトルマッチ、やっぱパンクラスの象徴はキング・オブ・パンクラスであって、そのタイトルマッチがメインで組まれるのが当たり前だと思うし。それがライトヘビーになるのか、高橋さんのヘビーになるのか、國奥さんのウェルター、ミドルになるのか、シュルトの無差別になるのかは分かんないですけど。そのシュルトの無差別に挑戦するだけの資格っていうのを僕はそれまでに作りたいなと思ってますからね。僕は(パンクラス)5周年でデビューして、10周年でそこまでいきたいっていうのが正直ありますから。 : 分かりました。良いお言葉が聞けました。それでは最後に恒例の、謙吾選手の試合を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへのメッセージをお願いします。 ■ 謙吾:まぁ、分かりやすく、早く。そうッスね、吉野家の牛丼みたいに試合は終わると思うんで。負けるにしてもね(笑)、僕の場合は(笑)。まぁ、今回のディファは、アライ、オレ、近藤、高橋、山宮って続くんですよね。ちょっとここの元・東京道場勢の闘い方、まぁ、アライ君の言う東京スタイルっていう闘い方にちょっと注目してもらいたいなって思いますね。 ■ 謙吾選手database |