近藤選手の中では復帰戦という意識がなかった昨年12月の試合は、7月のVS百瀬善規(禅道会)戦から半年を空けての試合でしたが、先ずはそのVS栗原強(チームRoken)戦を少し振り返っていただけますか?
近藤有己:まぁ、自分が進歩していることが自分で実感できた試合だったなって。自分自身が一歩一歩進歩してるな、成長してるなっていうのを試合の中で実感できましたね。それをまたこれからも、まぁ結果を抜きにして、きっと感じ続けていけるだろうなということを実感した試合でした。

近藤選手のファンの皆さんの中には、久しぶりの試合ということで不安で結構ドキドキしていらっしゃる方もいたと思いますが、試合の中で「あれっ!ちょっと思うようにいかないな」っていうことはなかったですか?
近藤有己:ところどころはまぁ、無きにしもあらずですけど、それも含めて、その悪いところも自分の中で明確に見えるっていうか、今まではおぼろげだったのが明確に見えた試合だったなって。

前回の試合に近藤選手ご自身が点数をつけるとしたら100点満点中の何点ですか?
近藤有己:そうですね、まぁ80点ぐらいは。いろいろ含めて、80点をあげてもいいかなって。まぁ、自分で自分を誉めてあげたいって言うか(笑)。っていうのも含めて80点ぐらいをあげたいですね。

では、その80点をつけたVS栗原戦も含めて、昨年、2002年は近藤選手にとってどのような年でしたか?
近藤有己:2002年はやっぱりいろいろ成長する糧となった年というか・・・。試合に関しても前半は結構(試合間隔を)詰めてやって、5月に百瀬(善規)選手に遅れをとり(プレミアム・チャレンジ)、そして再戦が次の7月ということですぐに決まって、その試合まで過ごした2ヶ月間というのが、すごい自分の中でもやっぱりプレッシャーを感じてましたし・・・。それで7月の百瀬選手との再戦で勝つことができて、そうこうしているうちに9月の横浜大会を前にケガしちゃったりして。自分の試合を観たいと思ってたお客さんの期待、期待とかあったと思うんですよね。それをドタキャンしたみたいな感じになっちゃって・・・ホント申し訳ないっていう思いをして。それからはまぁ、自分なりに一日でも早く試合に出れるように努力し続けて、最後に試合ができて、その試合も良い結果が出たので最後は良かったなって。まぁ、そういう年でしたね(笑)。ホント良かったなって(笑)。

昨年の近藤選手の流れをほぼ全てお話ししていただいたいてありがとうございまいた(笑)。それでは今年のお話ということで、1月26日(日)後楽園ホール大会の試合に関して。昨年12月の試合から僅か1ヶ月という間隔で、2大会連続出場ということになりますが、試合を控えた現在の心境はいかがですか?
近藤有己:まぁ、ホント落ち着けてますね。うん、良いです(笑)。

対戦相手のガブリエル・ベラ選手(ハイアン・グレイシー柔術)に関してはいかがですか?
近藤有己:(対戦相手として)ホント久々の外国人選手で、強豪みたいな感じなんですよね。外国人選手ってやっぱり力が強くて、力が強いって言うか、日本人にはない勢いみたいなのがあって、それに今自分がどれだけ対応できるんだろう?っていう。楽しみですね。自分が今どこまで対応できるんだろう?って。自分が慌てずにやっていけるかっていうか、自分の実力を出し切れるか? ですね。

ダブるかも知れませんが、VSガブリエル・ベラ戦で近藤選手が心掛けようと思っていることは何でしょうか?
近藤有己:やっぱりさっき言ったような、慌てないっていうか、昨年11月に渋谷選手がヒカルド・アルメイダ選手と対戦した時っていうのは、渋谷選手が相手の勢いに慌てちゃったところがあったと思うんですよね。勢いに押されたというか。そこですね。そこを自分は気をつけたいと。如何に気をつけることができるかなって。自分の中で。それがテーマです。

ハイアン・グレイシー道場所属ですから、ハイアン・グレイシー選手のお弟子さんになりますが、そのへんのことは気になりますか?
近藤有己:ん〜、やっぱりちょっと気が荒いのかなって(笑)。そういうイメージを持ちがちですけどね。そういうのも関係ないっていうのを如何にちゃんと自覚できるかっていうことですね。へんに余計な不安はいらないと思いますね。

わかりました。では少し話題をかえて、2003年1月ということで、今年一年の目標、抱負などを教えていただけますか?
近藤有己:もう、ホントに試合を重ねたいですね。たくさん。そして1試合1試合を前回より良い、クオリティーの高い試合にして、皆さんにお見せできればと思います。

それでは最後に恒例の、近藤選手のファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
近藤有己:そうですねぇ、え〜健康第一ですね、本当に(笑)。それを僕は言いたいです(笑)。もっと自分の体の中に目を向けて下さいと。そんなことを聞いてるんじゃないですね?(笑)。

試合に関してです(笑)。近藤選手とガブリエル・ベラ選手の試合を楽しみにしている近藤選手のファンの皆さんへのメッセージを。
近藤有己:まぁ、多分ファンの方たちが不安に思う、ヤキモキする部分とかもあると思うんですけど、あまり心配しないで、心配しないでって言うか、ん〜、しょせん近藤有己だっていうぐらいで、そんな感じで観て下さい。違うなこれ。何か誤解を生みますね、これ(笑)。

違うと思います(笑)。では、Take3いきましょうか?(笑)
近藤有己:前回以上の良い試合をしたいと思ってます。期待して下さい。

ありがとうございました。

近藤有己選手database