試合の感想を。
謙吾:ふがいない試合をしてすいませんでした。

相手の打撃に対して戸惑いはありました?
謙吾:そうですね。ちょっと今までに無いタイプの間合いから攻撃してきたので、最初戸惑ってしまってちょっと焦りましたね。

1Rに奥山選手のストレートが入りましたがあの時はどうでしたか?
謙吾:あれは一瞬(意識が)とんだので。まあ、でもすぐ目が覚めたから、ちょっと焦りましたけど大丈夫でしたね。

相手の打撃にプレッシャーとかはありました?
謙吾:間合いが掴みきれなかったっていうのがありますね。普通の間合いで攻撃できなかったっていうのもあったし。ちょっと打撃とグラウンド、その中間のバランスが、この間の試合(2002.12.21ディファ有明、石井淳戦)もそうだったんですけど、掴めて無いというのがあったので、その辺が正直自分自身ふがいないですね。結果は白星がついているんですけど、自分の強さも表現できなかったし、自分がやりたい攻撃、勝ち方ができなかったし。あとお客さんの反応を見ればわかるんですけど、ふがいなさが出てるから自分に対しての声援もどんどん無くなってきてるのがわかるんで、プロとして自分に腹が立ちますよね。

今日の試合は点数でいうと何点ですか?
謙吾:0点じゃないですかね。ちょっといろいろ考え直さなきゃいけない部分が多いかなと思います。これじゃ先がぜんぜん見えてこないんじゃないかと思いますね。

思い当たる原因はありますか?
謙吾:やっぱ力が入っちゃってるんですかね。打撃でいくなら打撃で、もっと楽にジャブから入って相手をよく見て大振りにならないように心がけてるんですけど。最初に(パンチを)食らっちゃって、俺も倒さなきゃいけないなっていうので熱くなっちゃって。自分の間合いがどんどん悪くなって、相手との距離も詰まっちゃって上手くできなかったというのが悔しいですね。

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