1/26(日)後楽園ホール大会でのVSガブリエル・ベラ(ハイアン・グレイシー柔術)戦から、1月半弱という短い間隔しか空けずに3月8日(土)ディファ有明大会でのVS小谷野澄雄(烏合会)戦が決定しましたが、そのVS小谷野戦の前に、まずは前回の試合、VSガブリエル・ベラ戦を振り返っていただけますか?
近藤有己:ん〜、結構落ち込んでましたね。試合の後、結構落ち込んでました。

何故また?
近藤有己:やっぱり自分が思うようにできなかったことや、期待に応えることができなかったからですね。

あの試合でやろうと思ってできなかったことって何でしょう?
近藤有己:ん〜、心意気の部分です(笑)。試合に臨む。攻撃をもうちょっと出したかった。攻撃するっていうのは勇気がいるんですよ。そういうのは心意気の部分だと思うんで。

5分2ラウンドの試合でしたが、5分2ラウンドの試合ってどうですか? 近藤選手自身、試合後に『もう1ラウンドあれば・・・』っていうようなことをおっしゃってましたが。
近藤有己:あの〜、自分にはちょっと難しいかもしれないですね。

3ラウンドの方が闘いやすい?
近藤有己:5ラウンドぐらい欲しいですね(笑)。

VSベラ戦での反省点もいろいろあったと思いますが、今、近藤選手は何を課題として日々練習をしていますか?
近藤有己:何でしょう? ちょっと言えないですね。

では、3月8日(土)ディファ有明大会でのVS小谷野澄雄戦に関してですが、試合を控えた現在の心境はいかがですか?
近藤有己:すごい落ち着いてますね。普通に試合の日を迎えられそうです。でもそれが今回は良いのか悪いのか?そういう意味でちょっと不安がありますね。油断してる部分があるから普通に試合を迎えられる、だからこそ普通でいられるっていうことなのか?そのへんが少し不安ですね。油断だったらちょっと怖いですね。そういう時ほど大変なことになりがちなんで。

小谷野選手にしてみればビッグチャンスだと思いますから、相当意気込んで向かって来ると思います。その小谷野選手は昨年3月にKEI山宮選手と対戦していますが、選手としての印象っていかがですか?
近藤有己:積極的な選手という気がしますね。

過去の実績、知名度、今、近藤選手が置かれている状況などから考えて、やっぱりパンクラスファンの皆さんは、近藤選手が“いかに勝つか"という視点で試合をご覧になると思います。そういう中で、近藤選手ご自身は今回どのようなテーマ、課題を持って試合に臨むのでしょうか?
近藤有己:もう、思いっきり自分自身を出せればいいなと思ってます。自分自身の攻撃、ディフェンス、動きを 出し惜しみなくできればいいなと。

VSガブリエル・ベラ戦を50点と試合後に自己採点してましたが、近藤選手がやりたいことができた試合、自己採点して点数の高い試合っていうのは、最近ではどの試合がそうなりますか?
近藤有己:ん〜、まぁ、ないです(笑)。だいだい60、70点ぐらいです。

常に?
近藤有己:はい。

分かりました。では、少し話題を変えて今後のことを。もう、近々実現すると言われている、ファンの皆さんが待ちに待ったVS菊田早苗(パンクラスGRABAKA)戦に関してですが、このVS菊田戦に関して思うことなどを教えて下さい。
近藤有己:あんまりないですね。今のところあんまり。

近藤選手は昨年12月の復帰戦(VS栗原 強/チームRoken)から、今度のVS小谷野戦まで、4ヶ月で3試合というハイペースで試合を行います。対する菊田選手は、昨年11月のVSエドワルド・パンプロナ(ハイアン・グレイシー柔術)戦以降、試合をしていません。このことに関してはどう思いますか?
近藤有己:ん〜、関係ないですね。あんまり別に。自分は自分であれればいいんで。

菊田選手の側からみると、近藤選手の最近の試合映像、試合の中での動きを研究するには困らない状況で、逆に近藤選手はそういうところでの資料がないということで、ちょっと不利かなって思ったりするんですが。
近藤有己:あんまりそれは不利だとは思わないですね。そうは思わないです。まぁ、例え不利だとしても、それはそれでいいです。だからと言って、自分じゃない、変に出し惜しみするっていうのは、自分の在り方ではないんで、不利になるとしてもそっちの方が比重が大きいですね。自分自身で在り続けることの方が比重が大きいので、いくら研究されようが、それはもうしょうがないです。

菊田選手との試合で、楽しみな部分って近藤選手の中でありますか?
近藤有己:そうですね、VSガブリエル・ベラ戦の時とちょっとダブると思うんですけど、まぁ、そのトップの選手にどれだけ自分が対応できるのか、通用するのかなっていうところですね。

勝算ってどうですか?
近藤有己:勝算はないですね(笑)。

そんな、あっさりと(笑)。でも、ゼロで試合をする訳はないと思うんですけど。
近藤有己:いや、ゼロでもしますよ。ハイ。

菊田選手との試合を頭の中でシミュレーションしたりしません?
近藤有己:ん・・・あんまりしないですね。

・・・・・・分かりました(笑)。近藤選手らしいお答えをありがとうございます。では、話題を変えてもう一つ。2月のグランキューブ大阪大会で美濃輪選手を破ったヒカルド・アルメイダ選手に関して。最新のライトヘビー級ランキングでは、1位の近藤選手に次ぐ、2位の位置にアルメイダ選手がいます。近藤選手からご覧になって、ヒカルド・アルメイダ選手というのはどういう選手ですか?
近藤有己:まだVS美濃輪戦の映像を見てないのであんまり分かんないですね。

昨年11月のVS渋谷修身戦はご覧になってますよね?
近藤有己:観ましたけど・・・。ん〜、何とも言えないですね。まぁ、強い、強いだろうなと。

もう2位じゃないですか。その上の選手というと、チャンピオンの菊田選手と1位の近藤選手しかいない状況ですけど。
近藤有己:ん〜、まぁ、越されるときは越されますし・・・。でもその時は越えさせないようにするだけですから。

対戦してみたいっていう気持ちはあります?
近藤有己:それは別にどの選手とも変わらないですね。今度の小谷野選手と闘いたいっていう気持ちと変わらないです。菊田さんもそうですけど。そういう意味では対戦してみたいですね。

アルメイダ選手に脅威は感じますか?
近藤有己:結構感じますね。

近藤選手からご覧になって、何が良い選手なんでしょうか?
近藤有己:ちょっとまだ分かんないですね。まだ1回しか観てないんで。(11月に)会場で観ただけなんで。

分かりました。それでは最後に、今度のVS小谷野戦を楽しみにしていらっしゃるファンの皆さんへのメッセージを。
近藤有己:楽しみにしていて下さい。

・・・以上?(笑)
近藤有己:ん〜そうですね・・・花粉症の季節なんで、皆さん、上手に付き合っていきましょう(笑)。僕も花粉症なんで。

おまけトーク

ここからはちょっと季節ネタで。3月と言えば『卒業』シーズンなんですが、卒業式での思い出っていうのは何かあります?
近藤有己:まぁ、中学校の時、女の子がみんな泣いてたんで、かわいかったなぁって。泣いてる顔がかわいいな ってぐらいですね。

近藤選手は泣きました?
近藤有己:僕は泣かないです。泣けないから鼻毛抜いてましたよ(笑)。鼻毛抜くとちょっと涙目になるじゃないですか(笑)。

・・・(笑)。あの〜、卒業式って中学とか高校の時はそれなりに一大イベントじゃないですか?
近藤有己:ダメですね、僕。あんまり泣けないですね、そういうのでは。結構映画とか、本とか、マンガとかではそういうので泣くんですけど、自分が実際関わってるイベントとかでは泣けないですね。

学生服のボタンを欲しいって女の子に言われたことはなかったですか?
近藤有己:ないです。全然なかったです。中学の時とか、ピッチリ学生服のホックまで閉めて帰りましたよ(笑)。

近藤有己選手database