前回の試合が2月・梅田ステラホール大会(VS長谷川秀彦戦)ですから、約4月ぶりの試合が6月7日(土)ディファ有明大会で決定しました。対戦相手は、前回の長谷川選手と同じく、SKアブソリュートに所属する、ミドル級ランキング1位の竹内 出選手ですが、まずはVS竹内戦のお話しをうかがう前に、前回の試合、VS長谷川戦についてお聞きしたいと思います。窪田選手としては非常に珍しい、関節技による一本負け(1998年11月・梅田ステラホール大会以来)という結果に終わった試合でした。試合前にお話しをうかがった際は、「今、自分が何を考えてリングに上がっているのかを感じてほしい」とおっしゃってて、そういう心境で臨んだ試合だったと思いますが、今あらためてあの試合を振り返っていただけますか?
窪田幸生:ん〜何もないですね、特に。負けたんで。負けたんで、あの時、何を考えていたかは言わないです。それが出せなかったんで。あの試合の後は相当ヘコみましたね。

関節をとられるという、もう何年もなかった負け方だったんですが、それはやはり長谷川選手の技術がすごかったということでしょうか?
窪田幸生:ん・・・いや、僕の気持ちの甘さですね。長谷川選手が上手かったっていうより、あの試合で自分の気持ちが出せなかったっていうのが、一番の負けた原因じゃないですか。長谷川選手が強いどうこうじゃなくて、まぁ、テクニックは持ってるかも知れませんが・・・僕の気持ちですね。気持ちがダメだったってことですね。

あの試合から4ヶ月近くが経ちましたが、気持ちの切り替えはできました?
窪田幸生:そうですね。ある意味、あの負けが僕を強くさせてくれたかも知れないですね。それは自分自身ではわかんないし、今回、試合をしてみないとわかんないですけど。今回の試合は相当ビッグチャンスなんで。まさかこんなチャンスをいただいて、セミファイナルまで選んでいただいたんで、そこでやっぱり前回のような歯がゆい試合はしたくないし、このチャンスを生かしたいですね。そのために練習も頑張ってきたんで、その成果が試合で出れば一番良いと思いますけど。試合までに自分の気持ちを高ぶらせて、その気持ちを試合で出せたら負ける相手ではないと思います。

対戦相手の竹内選手の印象ってどんな感じでしょうか?
窪田幸生:ん〜ミドル級にしてはデカいなってイメージがありますね。ライトヘビー級でもいけるんじゃないかって、そんな感じですね。

最も気をつける点はどんなことですか?
窪田幸生:ん〜やっぱり身体もデカいし、押さえ込まれたら返すのも大変だと思いますから、なるべく倒されないように気をつけたいと思います。

では、今回のVS竹内戦で窪田選手がやりたいことっていうのはどんなことでしょうか?
窪田幸生:とにかく前に出ることですね。長谷川選手との試合の時も、やっぱり前に出てないと思うんですよ。後ろに下がってた部分があったと思うんで。今回の試合は前に前にでることですね。手数も多く。とにかく気持ちを前に前に出していこうと思います。

先ほどチャンスとおっしゃってましたが、窪田選手的にはどういう意味でチャンスなんでしょうか?
窪田幸生:やっぱりランキング1位の選手だし、この間タイトルマッチで闘った(今年3月・ディファ有明)選 手なんで。そういう選手に勝てれば、僕もベルトを目指してますから、ここで勝てばベルトに近づけると思うんで、今回チャンスなんじゃないですかね。ベルトに近づくための。

そのベルトに近づくために、特に意識している選手、マークしている選手はいますか?
窪田幸生:ん〜やっぱり今、三崎(和雄)選手がベルトに近い存在だと思うし、國奥(麒樹真)さんもそうだと思うし。竹内選手意外だとその2人ですかね。今のところは。これから他の選手も出てくるかもしれないですけど、今、僕の目から見ると一番は三崎選手、國奥選手、ですかね。

窪田選手の中で、ベルト奪取までのプランっていうのは見えてますか?
窪田幸生:ん〜そういうのはもう考えたくないんで。今言うのもイヤなんで。とにかく今回の試合に勝つこと。勝たないと何も言えないんで。とにかく勝ってからそういうことは言いたいですね。

では、今後の目標として一番目にあるのはミドル級のベルト奪取?
窪田幸生:もちろんベルトを獲りたいっていうのはありますけど、今はとにかく竹内選手を倒すのが一番ですね。それだけですね。勝ったら、それからいろんなことが広がってくると思うんで。だから竹内選手に勝たないことには目標も何も見えてこないと思うんで。今はVS竹内戦のことしか頭にないです。

パンクラスのリングでは、昨年の9月(横浜大会)以来の関東圏での試合になりますが、そのへんで試合に臨む意識が変わってきたりします?
窪田幸生:やっぱり応援してくれる人も多くなるんで。こっち(関東圏)だから見てくれる人もいると思うし。その分、パワーを貰えるんじゃないですかね。

わかりました。では最後です。窪田選手にパワーを送る、窪田選手を応援していらっしゃるファンの皆さんにメッセージをお願いします。
窪田幸生:そうですね・・・とにかく気持ちを前面に出していく試合をしようと思うんで、みんなそれを感じ取って、僕を応援して、そしてパワーを下さい。ってことです。

窪田幸生選手database