第4試合 ウェルター級/5分2ラウンド
○小沢稔(2R 5分00秒、判定/3-0)飯田崇人×

飯田選手、注目していました。良い身体能力を持っていましたし、強い体も持っていて、見た目も凄く良い感じですから、期待しました。V-CROSSの小沢選手は安定した力を見せて、評価の高い選手なので、どういう試合になるのかなと、ある意味前半の注目の一戦という感じだったと思います。結果は2Rフルタイム判定3-0での小沢選手の勝ちでした。

飯田選手はデビュー戦で少しあがったのか、グラウンドでの頭への膝蹴りでイエローカードが一枚出ていますが、判定の方は20-17という大差で、イエローカードの減点1を抜いても、20-18という1Rづつ小沢選手がポイントを取りましたよというところでの小沢選手の安定勝ちという形になろうかと思います。優位についた選手を、盛り返して勝てる部分があったとするならば、強い蹴りを主体にして、小沢選手の身体が崩れた時に反則で取られてしまったグラウンドの展開の時、上手く展開出来れば良かったのですが、そこで反則を取られた上、スタンドで再開になってしまいました。その点では唯一の勝機を逃してしまった、という感じかと思います。やはり強い身体能力と佇まい、そういう意味では上手く印象に残した良いデビュー戦だったと思います。もっともっとほろ苦いデビュー戦というのはいっぱいありますから、そういう中でフルタイム闘いぬいたという事と、存在振りを句読点としてアピール出来たという事では、良いデビュー戦だった気がします。そういう相手に対して順当勝ちの判定で下した小沢選手さすがでした。


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