高橋義生:さて、何かありますか?無ければ終わりましょう(笑)。

今の心境は?
高橋義生:ガブッた時点で(予告していた)20秒からかなり時間が掛かってしまったので、15分間みっちり殴ってやろうかと思いましたが、そのかわり起きてリングから出れないようにしてやろうと思ってましたね。

序盤で水車落し気味に投げられましたが、ダメージはどうでしたか?
高橋義生:あれは自分から投げられにいってたんで。下手にこらえて受身が上手くいかなくて、ケガするよりも自分から転がってしまえばいいやと思いましたから。逆に怖かったのが、自分の身体が軽くなって足が地に付いた感じじゃなかったのが怖かったですね。

結構絞られたんですか?
高橋義生:そうですね。練習を真面目にやったら体が小さくなりました(笑)。

右フックがあたって、小澤選手がふっとんだ感じでしたが、手ごたえはありましたか?
高橋義生:多分、向こうがバランスを崩しただけだと思いますよ。そんなに効いてないと思いますね。KO取れたような感触は特に無かったですね。そのあとガブッたんですが、その時に足なり取ってきたら、離れて立って殴りにいこうと思ったんですが、それが無かったんで、もうこれは15分みっちり殴っていこうと思いましたね。

そのあと上から殴り続けて相手に何発かいいのが入ったと思うんですが、ギブアップしませんでしたよね。
高橋義生:でも、途中から「あ〜っ」って声が聞こえて、心が折れたのは分かったんで、あとはいつでも良いなって。ただ、そこで止められるのが嫌だったんで。

結局レフェリーストップだったんですが。
高橋義生:残念でしたね。

これで完勝といえると思いますし、次のステップに気持ちよく移れると思うんですが、どう考えていますか?
高橋義生:そうですね。去年の僕の間違いでけじめをつけないといけないようになったんですが、けじめはついたと思うので、キッチリ準備もして去年から自分が考えていたことをやっていきたいですね。最近旗揚げメンバーが元気ないとか言われてますが、社長には自分でまだ勝負してくださいって言いたいですね。近藤とか菊田で勝負かけるのはまだ早いですよって。

具体的に何か考えているっていうのはあるんですか?
高橋義生:個人的にですけどね。あと社長が僕に聞いてくれないと話しようが無いんで(笑)。まず社長に「高橋で勝負したいね」って思わせないと仕方ないんで。

パンクラスの中で闘いたい選手っていうのはいますか? 今話しに出てきた近藤選手とか菊田選手とか。
高橋義生:いや、特に闘いたいっていうのは無いですね。逆に闘うときは外で一緒に闘いたいって感じですね。強いて言えば社長ですね(笑)。社長を説得するのがまず僕の仕事ですね。この間の計量の後の記者会見の時も、社長、俺にあんまり期待しているって感じじゃないのかなって思ったんですよね。期待しているのであれば、7月さっさと終わらせて、8月に出てくれって感じだと思うし。僕が積極的に出たいといえば、出しても良いよって感じだったじゃないですか。あれが僕の中ではカチンと来たんですよね。社長、もっと俺に期待しろよって感じなんだけど(笑)。いつの間にか世代交代“させられた”感じがしてるんで、社長に納得いかないんですよ。

その8月では高橋選手はどういう形で出られるんですか?
高橋義生:解説です(笑)。社長から解説で出てくれって言われました(笑)。

高橋選手はそれでいいんですか?
高橋義生:社長の方から出てくれと言われるまで、出ません。その辺僕も10年やっているんでFA権を行使して社長と交渉していこうかと思ってます(笑)。自分は試合組ませたいと思わせる選手で常にあり続けたいと思いますね。

今回、8月に近藤選手がバーネット選手と闘うわけですが、その中に高橋選手も入っていくわけでしょうか?
高橋義生:そうですね、その試合に関してだけ言えば全面的に協力するので近藤には勝ってもらいたいですね。バーネットがパンクラス魂を見せてやるとか言ってるんで(笑)。

高橋義生選手database