まずは前回の試合(03年5月横浜文化体育館大会vsエバンゲリスタ・サイボーグ戦)のお話をお聞きしたいのですが、2ヶ月たった今率直に振り返っていかがですか。
えー、完敗です。

前回の試合前のインタビューでは、「勇気をもってのぞむ」とおしゃってました。入場の時の表情も凄く気合に満ちた表情だったと思うんですが。
そうですか(微笑)そんなに変わんないと思うんですけど(微笑)

テーマとして「勇気をもって」というのをあげられてたんで、試合自体も凄くアグレッシブなものになったと思うのですが。
まあ勇気っていうか、その攻める気持ちっていうのは、やっぱり・・・勇気がいるんで、そこで勇気を出さないと観てる方もつまんないだろうし、そういうのを頭に入れてやったんですけど、一発いいのをもらってああなってしまいました。でもね、倒れてから踏まれたんですよ。そっちの方が痛かったです。痛かったっていうか後々ダメージが残りました、後頭部に。きれいに入ったやつ(左フック)はそんなに痛くなかったんですけど、痛くないというか、意識がとんじゃったんで、後々のダメージはそんなにないですけど、踏まれたのは・・・痛かったですね(笑)1ヶ月ぐらい。

では、今回対戦する秋元駿一選手ですが、5月大会でパンクラスゲートに出場し一本勝ちをおさめています。試合はご覧になられましたか。
みてないですね。まだビデオでも観てないです。

では現在はどんな選手かと印象はないですよね。
そうですね、でもサイボーグの時もそうでしたから、別にそこらへんは関係ないですね。ビデオがあれば観ますけど、なきゃないで、別に・・・。

前回は「勇気をもって」というのがテーマだったとすれば、今回のテーマっていうのは。
同じくですね。あの・・・守らないで、積極的に攻めていきたいなと。

そのテーマを持って試合にのぞもうと思ったきっかけというのはあるのですか。
自分で思いついたんじゃなくて、ちょっとある人から洗脳されたっていうか(微笑)

それは、「ism」の選手ですか。
いや違います。全く関係のない人です。洗脳っていうあれでもないですけど、「攻めるには勇気をもって」っていう。それでその言葉が自分の中で・・まあありきたりの言葉ですけど、まあ感銘したというか、それが一番大事だなと。

それは時期的にはいつ頃ですか。
えー、今年ですね。今年に入ってからです。

では、今回の試合も自分から勇気をもってどんどん攻めていくと。
そうですね。まあそのほうがいい試合になると思うし、お客さんも興奮するんじゃないですか。

対戦相手に関してですが、前回のようなルタ・リブレの強豪という触れ込みでくる選手とパンクラスゲートから上がってきた選手というのとで、渋谷選手の中で意識の違いというのはありますか。
一緒ですね。「ism」の選手とやる場合はまたちょっと違いますけど、それ以外は別に一緒ですね。

試合前の練習においても「ism」の選手以外が相手の場合は、気持ちとして大きな違いはないですか。
ないですね。

対戦相手が郷野選手になると変わってきたりしますか。
・・・・なんでその名前が(微笑)

いや、前に対戦したい選手として名前を上げられてたので。
だから、そういうやりたい選手がいるんですけども、結果が出ていないでそういうのも言えないし、どんどん遠ざかっていくし・・・あきらめなければみえてくると思うんで、一歩一歩またやるしかないですね。

では話がかわりますが、6月22日梅田ステラホール大会で稲垣選手が引退しましたが、その試合をご覧になられて何か感じられたことはありましたか。
まあ試合をみているときは、引退という感じはしなかったですけど、終わった後のセレモニーとかパーティーとかで「本当にもう引退しちゃうんだな」って、でも・・・これで終わりじゃないですから、稲垣さんはこれからがあるし、寂しがってはいられないですね。

8月に両国で10周年記念大会があるじゃないですか。昔からのファンの方は10周年記念大会に渋谷選手の名前がないのを寂しいと思われてる方もいると思います。
そうですか・・・僕の中ではこの7月が10周年だなと思ってるんで、7月の大会を観にきてください。

では最後に、7月大会を楽しみにされてるファンの方へメッセージをお願いします。
渋谷修身:自分の中で10周年記念大会だと思ってるんで、頑張ります。

渋谷修身選手database