： いよいよ1週間後の日曜日(8/31)に、新日本プロレスのジョシュ・バーネット選手との対戦が迫りました近藤選手ですが(※インタビューを行ったのは8/24・日)、これまで、7/27・後楽園ホール、8/15・新日本プロレス両国大会、8/18タイトルマッチ調印式と、3度バーネット選手と顔をあわせていますが、実際に間近でご覧になっての印象はいかがですか？
■ 近藤有己：ん〜・・・思ってたほどはデカくないかなっていう、そういう感じですね。ハイ。

： 8月15日の新日本プロレスさんの方では、実際に試合をリングサイドで観戦しましたが、試合中の“動き”に対しての印象はいかがでした？
■ 近藤有己：ん〜・・・意外とスピーディーな、動きがはやいというのが印象に残りましたね。

： その試合では、鈴木(みのる)選手との目まぐるしい関節のとりあいという攻防がありましたが、その辺はご覧になってていかがでした？
■ 近藤有己：結構ベースになるものが、まぁ、レスリングとかもちゃんとしっかりやってたタイプなんだなって感じですね。

： 今回、何選手か対戦候補に挙がっている中で、近藤選手ご自身がバーネット選手を希望した一番のポイントって何だったんでしょうか？
■ 近藤有己：ん〜・・・その(対戦候補の)中で一番自分が勝てなそうっていうのと、僕がお客さんだったら、その中で誰とVS近藤有己が観たいかって考えた時に、ジョシュ・バーネット選手かなって。

： 以前、近藤選手は「バーネット選手は自分に似ている」とおっしゃってましたが、それはおそらく『U.F.C.』での試合映像をご覧になっての感想だと思いますけど、バーネット選手のどのへんをご覧になってそう感じましたか？
■ 近藤有己：え〜・・・1つ1つの展開の中で、自分だったらこうするかな？っていうところが似てる感じがしましたね。格闘技ってその場その場の取捨選択があるわけじゃないですか。展開展開で。そこが似てるかなと。

： 『U.F.C.』でバーネット選手はセーム・シュルト選手を下からの三角絞めで極めてますので、やはり関節技に関しては要注意だと思いますが、それ以外の部分で特に気をつけるべき点というのは何かありますか？
■ 近藤有己：ん〜やっぱり積極性ですね。上手い下手関係ナシに何でも仕掛けてくるので。そこが一番彼の持ち味だと思うんですけど。だから些細な技でも油断をするともっていかれるような気がしますね。

： 今回の試合は、パンクラスの『10周年記念興行』のメインイベントであり、また、『VS新日本プロレス』の大将戦であり、『第10代無差別級王者決定戦』でもありますが、近藤選手の中でのこの一戦のテーマ、または近藤選手の中でこの一戦はどのように位置付けられている試合なのでしょうか？
■ 近藤有己：そうですね〜・・・今までの自分の、前回(5/18横浜文化体育館・VS菊田早苗戦)以上の自分が進化した姿を出したいところですね。それが一番のテーマなんじゃないですかね。あとはまぁ、メインだとか、VS新日本プロレスだとか、無差別級の決定戦だとかは、その他諸々のうちに入るんじゃないですか。自分の進化した部分をこの一戦で確認したいですね。試合をすることで自分自身確認できたり。それは試合をする前にわかることではないので。

： 確認する相手としては危険すぎる相手ではないですか？
■ 近藤有己：ん〜・・・そういうことを言えばみんな危険なので。格闘技ですからね。せっかくのチャンスですから。それを危険だからやめるなんていうのは・・・。やっぱりこういう世界で生きてますからね。信念を持って、夢を持って入ってきてますから、そこを危険だからやめるっていうなら、最初からこの道を目指してないと思うんですよね。だからそれはやめる言い訳にはならないと思いますね。危険だからというのは。

： わかりました。では今回のVSジョシュ・バーネット戦を乗り越えた後、近藤選手の視界に入っているものって何かあります？前回の試合の再戦、VS菊田戦というのもあると思いますが。
■ 近藤有己：ん〜・・・その後の自分の進化ですね。VS誰々とか、どこそこのリングに上がるっていうのは何でも良いです。

： 進化っていうのは、精神的な部分でしょうか？　それとも技術的な部分でしょうか？
■ 近藤有己：もう、そういうふうに分けることもないんじゃないかなと思いますね。まとめて自分自身の進化だと。VSジョシュ・バーネット戦を終えた後、その1つの刺激を如何に自分自身の糧にしていくかというのが、その先に見据えていることですね。

： わかりました。では、近藤選手ご自身の試合から少し話題を変えて。今回の両国大会では『VS新日本プロレス』となる試合が、近藤選手の試合の他に2試合あります。【渋谷(修身)選手VS矢野(通)選手】と、【鈴木(みのる)選手VS飯塚(高史)選手】ですが、渋谷選手と鈴木選手のお二人に近藤選手が期待することというのをお聞きしたいと思います。まずは渋谷選手に対して。
■ 近藤有己：ん〜・・・矢野選手がどういう選手か全然わからないので、何とも言えないですね(笑)。まぁ、渋谷さんが勝ってくれたら嬉しいですよね。勝ってくれたら嬉しいし、その逆だったらちょっと悲しいかなって感じですね。

： では、鈴木選手に対して。
■ 近藤有己：この一戦は鈴木さんに是非勝ってほしいなと思いますね。しっかりと隙を見せずに、ガッチリとやってほしいなと思います。

： わかりました。では最後に、恒例のファンの皆さんへのメッセージをお願いします。8/31(日)両国大会で近藤選手の勝利を願ってらっしゃるファンの皆さんへ。
■ 近藤有己：え〜、本当に皆さんの期待を裏切らない、期待以上のものを出したい、そんな試合にしたいと思っています。楽しみに観に来て下さい。

■ 近藤有己選手database