セミファイナル ミドル級戦/5分3R
▲竹内出(3R 5分00秒、判定/1-0)石川英司▲

激戦のミドル級で1位の竹内選手。そしてミドル級10位GRABAKA石川選手の試合でしたが、前回、竹内選手はあまり良い結果ではなく、ちょっと心配していたんですが、それはどうも私の、もともと心配性ですからね(笑)、そういう意味では気苦労であったという事で、ちょっと胸を撫で下ろしています。そして今年、私は1つ嬉しい事として、この石川選手と、この後出て来る渡辺 大介選手というのが、パンクラス、GRABAKAとismの中で形は変っても、自分に挑戦しているという若者2人の姿を見て、私は大変好感を持ちました。その集大成という形でランキング10位の石川選手がランキング1位に挑むという、こういう試合で果たしてどうなのかという試合でした。ここのところの石川選手の実績を見れば、それは一気に埋まるものでした。試合は本当に互角に進んでいったと思います。竹内選手の安定した試合回し、分が出た時に、試合の流れの中で仕掛ける時、守る時という中で、しっかりと自分の形を作っていく姿はさすがというイメージでした。石川選手はそれに対して、なんと打撃で細かく細かくプレッシャーをかけながら自分のスタイルに持っていこうとする。そういうところでは大変肉付きが良くなってきました。これは身体の事ではありません。自分のキャパシティーというものを確実に今年1年で伸ばして来たなと思います。その為には相当練習でもきつい思いをしているだろうし、試合でもきつい試合があったと思います。そんな中で、今年1年頑張ってきて良かったな、おめでとうと言ってあげたいです。さぁ、来年、1年後にもう一度このカードも見たいという感じの試合でした。完全決着を来年どっちがつけるのかというところで、竹内選手もますます強くなってくるでしょう、石川選手も、もっともっと力を付けてくると思います。その中で、今年、2003年ミドル級1位の竹内選手、10位の石川選手、この二人のランキングの変動はどうなっているか。パンクラスの激戦、ミドル級をますます注目したいし、目が離せません。

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