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: 今日の試合を振り返ってみていかがですか? ■ 近藤有己:そうですね…良かったと思います。 : 試合当初から近藤選手のペースだったと思うんですが。 ■ 近藤有己:そうですね。相手に何もさせず完封できたと思います。何が良かったかって、それが良かったですね。内容ではまだ良かったとは言いがたいですね。3Rだけですね、良かったと思えたのは。今はまだこのレベルですが、これからもっと上を目指していきたいと思います。今回は相手の動きがある程度わかったっていうか、コントロールされないと言う点では良かったと思いますね。 : 近藤選手のプランどおりの試合だったって言うことですか ■ 近藤有己:うーん、そういう訳でもなかったですね。自分なりに相手がこう来たらこうっていう対応は多少はあったんですが、今日は感じるがままに動けたって感じでしたね。 : 前回闘ったときと比べて菊田選手の感じはいかがでしたか? ■ 近藤有己:さほど変わったって言うのはなかったですね。自分でこういうのもなんですが、この半年間で力をつける事が出来たのは自分だったって言う感じでしたね。 : さきほど良くなかったとおっしゃってましたが、それはどの部分ですか? ■ 近藤有己:もう少し動きのある試合にしたかったですね。1Rは固かったですしね。 : 最後リングで「みなさんが期待する場所に出て行きたいと思います。」とおっしゃっていましたが、それは年末ですか? ■ 近藤有己:年末もそうですね。 : それについて近藤選手の中でプランってありますか? ■ 近藤有己:何もないです。それも見ながら考えてもいましたけど、本当に今回が終わってみないと考えられなかったんで。社長からも何も聞かされていないんでわかんないです(笑)。でも(年末に出たい)気持ちはあります。 : 1R、2R共に菊田選手をコーナーに詰める時間が長かったんですけど、勝利のポイントというのは今考えてみてどこにあったんでしょうか? ■ 近藤有己:そうですね。相手にコントロールさせなかったって所じゃないですかね。 : 何度か倒されそうになっていたシーンもありましたが、それは大丈夫だと思ってたんですか? ■ 近藤有己:前回以上に自分の進化を感じましたね。前回以上にバランスが取れました。 次ぎやったらわかんないですけど、終わってみた今だから言えることで、ちょっとでも気を抜いたら寝技にもっていかれるでしょうし。ただ自分の中にある「ここ」を抜かれなければ大丈夫だという感じはありましたから、そこはやらせませんでしたね。前回はそれをやらせてしまったんですけどね。 : 最後の左はどういったパンチだったんでしょうか? ■ 近藤有己:あれが「ブルート」です。まぁフックですね。ボクシングトレーナーがいう僕の必殺技なんです(笑)。ポパイに出てくるブルートが使うようなパンチということで名付けられました(笑)。 : 手ごたえのほうは? ■ 近藤有己:バッチリでしたね。 : いつから狙ってたんですか? ■ 近藤有己:いや、セコンドのトレーナーが「ブルートいってみれば」って言ってたんで(笑)。 : 当たった後に菊田選手が首投げにいこうとしていましたが? ■ 近藤有己:そうですね。でも多分パンチが目に当たったと思うんですよね。眼球の部分に。かなり腫れていたようですし、それでやめたと思います。まぁ、だから手ごたえはありましたけど、(パンチの)威力のほうはちょっとわからないですね。 : 外に出て行く話ですが、体重は増やしたりとかって言うのは考えていないんですか? ■ 近藤有己:考えていますけど、もっと長いスパンで増やしていければと思います。今急に増やしても脂肪しかつきませんから。 : 今度出て行くときは、パンクラスの代表となってしまうわけですが、そのあたりはどう考えますか? ■ 近藤有己:そうですね。代表というのを自覚して出たいと思っています。 : 対戦相手の体重に関してはどう思いますか? ■ 近藤有己:うーん、対戦相手の体重なんかより、相手そのものですね。どんな相手と闘えるのかって言うほうが大切ですね。そっちのほうがテーマだと思います。 : 具体的な名前は挙がりますか? ■ 近藤有己:そうですね。一番やってみたいのはシウバですね。ヴァンダレイ・シウバ。それが一番(お客さんが)見たいと思えるんじゃないかと思いますね。でも、わかんないですね(笑)。 : 今回の10周年で感じたことは? ■ 近藤有己:自分は1年目に入ってきたんですけど、自分がいろいろ感じながら培ってきて、作り上げてきたものそういういろいろな物を感じますね。この10年で良かった事、悪かったことを含め、今一番充実して練習できているんじゃないかと思います。 : 久しぶりのベルトですが、実感はいかがですか? ■ 近藤有己:うれしいですね。菊田選手を倒して巻けたっていうのが何よりも嬉しいです。 : 船木顧問からのism解散発言は聞かれましたか? ■ 近藤有己:聞こえてました。それを受け止めて今以上に頑張らないといけないと思います。 ■ 近藤有己選手database |