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: 2月6日(金)の後楽園ホール大会では、当初、チーム・クエストのネイサン・クォーリー選手との対戦が決定していた石川選手ですが、クォーリー選手の練習中のケガにより、急遽RJW/CENTRALの井上克也選手との対戦に変更となりました。そこで、そのVS井上克也戦についてお話をお聞きする前に、まずは前回の試合、昨年12月・ディファ有明大会でのVS長谷川秀彦(SKアブソリュート)戦についてうかがいたいと思います。試合結果は判定3-0で文句なしの勝利でしたが、あの一戦を振り返って、今、思うことなどがあれば教えて下さい。 ■ 石川英司:ん〜、一本をとりたかった。それぐらいですね。はい。 : すごい慎重に攻めてらっしゃったように観えたのですが? ■ 石川英司:ん〜、そんなこともないんですけどね。流れ的にああいう動きになってしまって。特別慎重にいってたわけではないんですけど、パスガードをもっと積極的に狙っていけば・・・。まぁ、きりがないんですけどね。そんなことを言ってたら。あれはあれで良い勉強になりました。はい。 : では、そのVS長谷川戦を含めて、昨年は6戦5勝1分けで負けナシの素晴らしい戦績を残してますが、2003年は石川選手にとってどのような1年でしたか? ■ 石川英司:ん〜、まぁ、もちろん良い年だったんですけど、ちょっと欲を言えば一本勝ちが少なかったのと、竹内(出)選手(SKアブソリュート/10月・後楽園ホール)との試合で、形としてはドローですけど、自分の力を出せなかったので悔しい思いをしたってぐらいですかね。はい。 : 昨年1年間にご自分で点数を付けるとすると、100点満点の何点になります? ■ 石川英司:ん〜ッ、ん・・・まぁでも90点ぐらいじゃないですか(微笑)。はい。 : マイナス10点は何故? ■ 石川英司:竹内選手の試合と、一本勝ちが少なかったということですね。 : わかりました。では、昨年の大晦日には3つの格闘技興行がありました。『PRIDE男祭り』と、『猪木ボンバイエ』。それと『ダイナマイト』。『PRIDE男祭り』には近藤(有己)選手が出場して、『猪木ボンバイエ』ではジョシュ・バーネット選手とセーム・シュルト選手の無差別級のタイトルマッチが行われました。この2試合以外で、石川選手の心に残った試合というのは何かありました? ■ 石川英司:僕は桜井(“マッハ"速人)さんと高瀬(大樹)さんの試合ですね。それが非常に興味がありました。 : その試合は、菊田(早苗)選手と三崎(和雄)選手が、桜井選手のセコンドに付いてたというのもあると思いますけど、その一戦のどのあたりに興味をひかれました? ■ 石川英司:やっぱり日本人対決で、80kgぐらいの体重ではトップ対決になると思うので。どういう展開になるのかなって興味がありましたね。あと、桜井さんは一緒に練習してたし。練習させてもらってたので。はい。 : では、パンクラス無差別級のタイトルマッチ、ジョシュ・バーネットVSセーム・シュルト戦に関してですが、あの試合はご覧になりました? ■ 石川英司:はい、観ました。まぁ〜ジョシュ・バーネット選手は強いなっていう。 : どの辺で特にそう感じました? ■ 石川英司:やっぱりあそこで極めれるっていうのがすごいですね。最後まで一本に拘る気持ちの強さっていうか、そういうのが非常に強いなと思いましたね。はい。 : では、石川選手が過去に2度対戦している近藤選手に関して。 ■ 石川英司:まぁ、すごかったですね。ホントに。ホント強かったなっていう。 : あの試合展開の中で、どういうところに「オッ!!」って思いました? ■ 石川英司:やっぱり〜、あのタックルをきってから・・・タックルきりでしょうね。あそこまでタックルいって、ことごとく、投げてもすぐ立たれ、入ったらきられて殴られてとか。相手の心を折るっていうんですか? まぁ、僕も2回対戦してるんでわかるんですけど、やっぱり強いなっていうのがありましたね。 : わかりました。では、その翌日、2004年の元旦ですが、昔の人は「一年の計は元旦にあり」なんて言いました。新年を迎えて、今年はこうありたいとか、こうしたいというような、何か目標がありましたら教えて下さい。 ■ 石川英司:そ〜ですね。やっぱり、ん〜、今回はなくなってしまいましたけど、世界っていうか、そういうもっと自分よりレベルの高い選手と対戦したいなって思いますね。あと、できれば(※小声で)タイトルとか(微笑)。 : ・・・(笑)。小声になってますよ(笑)。 ■ 石川英司:えっ! ホントっスか?(笑)。いや、そんなことないですよ。できればホント(※小声で)タイトル・・・(微笑)・・・(※小声で)挑戦できるまでいければ・・・(微笑)。はい。 : ・・・(笑)。では、2/6(金)後楽園ホール大会でのVS井上克也戦に関してお聞きします。急遽対戦相手が変わって、“和製カレリン"の異名を持つ井上選手との対戦が決まりましたけど、対戦相手に井上選手の名前を聞いた時はいかがでした? ■ 石川英司:あの〜、正直そこまで観たことなかったんですけど、レスリングがかなり強い選手って聞いたので・・・。レスリングだけで闘ったら僕は歯が立たないような選手なので、総合でちょっとぶちのめしたいなって。ちょっと聞いたんですけど、レスリングではトップにいた選手みたいなので、そういうレスリングだけでは僕が歯が立たない選手に、総合で、今僕が命をかけてる総合で、しっかりとぶちのめしたいなと。 : 今回のVS井上戦で、石川選手の中で最も大事なことは何なのでしょう? ■ 石川英司:ん〜、やっぱり僕のファイトスタイルと言いますか、信念としている「前へ出る」。前へ出ると。前へ出てどんどん攻撃することですね。、“攻撃は最大の防御なり"です。はい。 : わかりました。では、ちょっと話題を変えます。2月15日に行われる『PRIDE武士道』に出場する郷野(聡寛)選手に関してですが、石川選手からご覧になって、現在の郷野選手の調子はいかがですか? ■ 石川英司:調子は良さそうです。良いと思いますね。僕のやられ具合から言って(笑)。パンチのもらい具合からして(笑)。良いと思います。 : そういう郷野選手に、石川選手が今回期待することは何でしょう? ■ 石川英司:もちろん郷野さんの勝ちを信じてるし、郷野さんのあのファイトスタイルを貫き通して、華麗に勝ってほしいなと思いますね。はい。 : 今回は武士道なんですけど、『PRIDE』さんのリングに郷野選手が上がります。GRABAKAからは菊田(早苗)選手、佐々木(有生)選手に続いての出場になりますが、石川選手の出場意欲というのはどうなんでしょう? ■ 石川英司:ん〜、非常にスケールの大きい、魅力的なリングですね。あと・・・やっぱり最高峰の技術や力を見せる舞台なので、そのレベルまで自分を上げていきたいなっていうのがあります。もっともっと練習しなきゃ・・・。例えばですけど、『PRIDE』に出ました。ボコボコにされて終わりました。ってことになったら、何にも自分に得るものがないじゃないですか。やっぱり自分のレベルを上げて、皆さんに見せても恥ずかしくないようなファイト、闘いができるところまでいけたらいいなと。そう思います。 : わかりました。では、これで最後です。2月6日、石川選手の応援で後楽園ホールに駆けつける、たくさんの女性ファンの皆さんへ(笑)メッセージをお願いします。 ■ 石川英司:全然いないじゃないですか(笑)。勘弁して下さいよ〜(微笑)。 : いえいえ(笑)。「え〜ちゃん、え〜ちゃん」って応援してらっしゃるたくさんの女性ファンの皆さんへ(笑)。 ■ 石川英司:数少ない・・・いやいやそんなことない・・・(笑)。あの〜、今回は僕の意地を見せたいなと。3流アマチュアレスラー(笑)で終わった僕の意地を見せたいなと。それを観ていただければ。はい。もう投げられる覚悟はできてますので。でも、そこからを観ていて下さい。 : 投げられちゃっても良いんですか? ■ 石川英司:立ちます。はい。近藤さんのように。はい。 ■ 石川英司選手database |