第2試合 フェザー級戦/5分2R
○志田幹(2R 5分00秒、判定/3)砂辺光久×

P'sLAB生え抜きの志田選手。同時期にアマチュアで試合を交えていた砂辺兄弟の弟、砂辺光久選手。武∞限の砂辺と言ったら、アマチュアの分野では数々のタイトルホルダーとして名前を馳せている選手です。闘うサラリーマンの志田選手、ここに来てきっちりとプロらしくなってきています。1発1発も重いし、技を仕掛ける時、凌ぐ時、物凄く基本的ではありますが、きっちりしています。それに対して砂辺選手はトップアマチュアからスーパートップアマチュアになっている、という感じで、そこが組み負ける、打ち負ける、という所だと思います。技を仕掛けていくときの迫力の違い。そういう意味で、試合中に息も絶え絶えに凌ぎ切れたところが何回か見受けられました。20-18の3-0ストレートの判定というのは、しっかりと砂辺選手は受け止めなければなりません。

プロに必要な基礎体力、確かに技術というのも大切ですが、体が武器であるわけですから、今の技術をもっと出力とタイミングとスピードと正確性で持って来れば、私は良いと思います。単純に同時に打ち合って相打ちになった時に、自分が立っていて相手が倒れるという事も逆にプロの凄さで、そういう意味で、相手の骨を截つ様な、プロの体をもう1度獲得していかないと、これからパンクラスのリングで勝ちをおさめていくというのが段々難しくなっていくと思いますから、そういう意識をしっかり持ってもらいたいと思います。チームとしての武∞限に言うならば、技術の水準は相当練習をしているので高いと思います。武∞限の選手としてリングに上がる人達は水準が高いです。ジム、技術水準の高さは十分理解したので、今度は個々の能力に目を向けて良い時期だと思います。逆にそれをしないと体のダメージはどんどん溜まっていきます。そういう意味で基本的な方向修正に迫られているという風に考えて良いと思います。志田選手は立派でした。

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