第3試合 『ネオブラッド・トーナメント』フェザー級 決勝 5分2ラウンド
×藤本直治(2R 5分00秒、判定/0-3)山本篤○

期待通り、山本選手が自分のスタイルを崩さず、前に前に出ながら、テークダウンを取ってというリズムの良い試合になりました。判定は3-0でしたが、20-17というポイント差があるぐらいでしたから、山本選手の勝ちっぷり、これは流石だなと思いました。準決勝と同じ様に自分のやりたい事、やるべき事をきちんと出来ました。それに対して藤本選手が、特に2Rに入ってから、山本選手の攻撃を対処して、ひっくり返して攻めていく藤本選手の場面も見られて、そのラウンドのジャッジは1ポイント差しか付けていませんから、フルマーク勝利とはいきませんでしたが、それにしても良い試合だったと思います。藤本選手も稲垣組の魂、そういうものを、しっかり汲んで闘っているな、というのがわかるし、セコンドからの指示をきっちり守っていました。山本選手も自分のやりたい事をきちんと守っている事、その中で1R後半のラッシュは素晴らしいものがありましたから、そこで試合が終っても良いぐらいの展開でした。大変良い試合だったと思います。この勝利に因って、今後、山本選手がパンクラスのリングでどんな闘いをしてくれるのか?という所での期待が大きくなって来ました。フェザー級はますます混沌としたクラスになって来ました。
山本選手、おめでとうございます!

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