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■ 第1試合 ウェルター級戦 5分2ラウンド |
関直喜
(フリー) |
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石毛大蔵
(SKアブソリュート)
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2R 5分00秒、判定/1-0 |
判定:梅木良則(20-20)大藪吉郁(18-20)廣戸聡一(20-20)
■関直喜(73.8kg) セコンド:滑川康仁
■石毛大蔵(73.7kg) セコンド:松本天心、長谷川秀彦
レフェリー:和田良覚
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開始時は、関選手らしい淡々とした試合運びと、思い切りの良い、初参戦らしい石毛選手の、声援を一気に受けての前へ前へ出る展開で始まりました。きちんと相手を見て、凌ぎながらポイントを取っていく関選手と、大味な組み合わせだけれども、運動量の多い石毛選手。その様に1Rは終りました。全体的なイメージからすると、積極的に動いている石毛選手に対して、確実に、無駄な動きの無い関選手でした。判定の中で、ここで印象として受けるのが、攻める選手、受ける選手となりますが、今回の関選手は受けていません。関選手も動いていて、ただ無駄な動きをせず、適確なことのみで、相手を見据えて動いています。出力も使い、運動力も多く、スピードもあった石毛選手が、積極的に攻めている様な形ですが、決して関選手も、それを受け、何もしていない訳ではありません。その様な所が、この判定の差になった様な気がします。
特に2ラウンドからの関選手は、じっくり相手を見据えながら、逆にコントロールしていきました。やはり経験を積んで来てる選手と、初参戦選手というところでの試合運びの、弱冠の上手さ、差が凄く良く見えた、試合だったと思います。関選手はこの展開の中で、ワンチャンス、ツーチャンスを、しっかり自分の中で持ってきたかったと思います。今回そのタイミングを合わせられなかった所が、そして石毛選手は、スピードに乗った自分の流れがあった所で、最後一気に試合を詰められませんでした。そこの所に最終的な決定打がお互い出せず、そして出させなかった事が、引き分けになってしまいました。ですが、引き分けでしたが、オープニングマッチとしては十分見応えのある要所があり、良い試合だったと思います。
>>> N E X T
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