第5試合 ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
ランキング1位
菊田早苗
(パンクラスGRABAKA)

アイスマン
(猪木道場U.S.A.)
1R 2分14秒、ギブアップ/アキレス腱固め
■菊田早苗(89.8kg) セコンド:佐々木有生、石川英司
■アイスマン(82.3kg)
レフェリー:梅木良則

久しぶりの菊田選手ですが、何回かOFFの間に体を診ていて、ダメージは随分抜けて来ましたし、彼自身が何をしなければならないのかを充分認識しているので、心配はしてませんし、いよいよ動き出すかなという感じだと思います。対するアイスマン選手は、正体不明、どんな闘いをするのか、傍観者の様な見方しか出来なかったカードでした。

試合は、出会い頭のパンチを嫌う様に間合いを詰め、おとりのパンチを出した後に体を密着して、テークダウンを取る菊田ワールドの開始でした。サイドからポジションをとり、左側から肩固めに行くのかなという感じで、上半身を狙って行きますよ、というプレッシャーをかけつつ、アキレス腱固めでした。この決め技に何か意味があったのかなと、その辺が菊田選手も何か考えてるなという感じで、面白かったです。アイスマン選手は何もさせてもらえなかったので、技術的な部分は何も見て取れませんでしたが、決して楽な相手というわけではなく、菊田選手の技術の引き出しの数から言えば、菊田ワールドを、安心して見せて貰えたという試合になりました。ここから菊田選手は大きな怪我をせず、年末まで良いリズムで闘って貰えたらなと思います。菊田選手のもうちょっとシリアスモードな試合が見たいという試合でした。

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