|
11月7日、東京ベイNKホールで行う2つのタイトルマッチの調印式をこれから始めさせていただきますが、思い起こすと、NKホールで初めてタイトルマッチを行ったのが、1995年の5月13日。【ウェイン・シャムロックvs鈴木みのるの】戦でのタイトルマッチでした。そこから10年、ほぼ10年ですね。NKホールはパンクラスのタイトルマッチ、タイトルの変遷を見守ってくれてたような気がします。そう思うと、何か感慨深いものがあるような気がします。まず、最初に行うタイトルマッチ、ミドル級のタイトルマッチですが、このタイトルは第4代王者、ヒカルド・アルメイダ選手の引退、返上に伴いまして王座決定戦として行われます。現在ミドル級3位の三崎和雄選手。そして第1位のネイサン・マーコート選手。おそらく、現在のミドル級で、パンクラスの中で最高のカードをこのタイトルマッチで提供出来ると思っております。よろしくお願い致します。 ■ 三崎和雄選手 今回、このカードを組んでいただいたことに、本当に感謝しております。今回のこの試合なんですが、自分はベルトっていうものはもちろん視野に入っていますけれども、それ以上にネイサン・マーコート選手に勝利するということが、僕の中の最も大きい課題ですので、そこでしっかりと勝利したいと思います。もちろんその先にはベルトが付いてくると思いますので、まずはネイサン・マーコート選手に勝利したいと思います。 ■ ネイサン・マーコート選手 まず、三崎選手との試合を組んでいただいたパンクラスに対してお礼を言いたいと思います。今回、準備万端で整っておりますので、私の試合で過去最高のベストバウトになることをお約束します。なおかつ、三崎選手も私も2人ともウォーリアー、戦士という気持ちを持っておりますので、精神面のぶつかり合いも期待出来ると思います。是非ご期待下さい。 : 改めて両選手に、相手の印象をお聞きしたいのですか? ■ 三崎和雄:ネイサン・マーコート選手については、僕はミドル級の一選手として、非常に評価の高い、僕の中で認めている選手です。もう、立って良し、寝て良しの選手なので、非常に素晴らしいファイターだと思っています。 ■ ネイサン・マーコート:私も三崎選手のことを非常に尊敬しております。三崎選手は試合を終える度に、何かしら進歩が見られるところが非常に素晴らしいと思いますし、全身から滲み出る闘志も非常に素晴らしいと思っています。是非、そういう選手同士の闘いにご期待頂きたいと思っています。 : NKホール大会は今回が最後ですが、三崎選手はNKホールという会場に何か思い入れはありますか? ■ 三崎和雄:え〜正直・・・ありません(苦笑)。パンクラスの旗揚げ当時は、あまり格闘技に興味は無かったので。あと、今回初のNKホールですので、正直、分からないところの方が多いですが、今、このパンクラスで選手をしてる以上、看板を背負ってる以上、最高のNKホール大会にして締めたいと思っています。 : マーコート選手に。つい最近、ご結婚されたと聞いたのですが、それで精神的にとか、肉体的であったりとか、良くなったところ、伸びたところはありますか? ■ ネイサン・マーコート:結婚する前は、自分のことだけを考えて練習に取り組み、試合に集中するという状況でしたが、結婚した後は自分のこと以外に、愛する妻にも勝利を捧げたいという気持ちの面での変化もありますし、更に練習に気合いが入る状態になっていて、結婚後も更に自分の準備状況というのは良くなっていると思っています。 : 三崎選手に。『PRIDE』のリングで試合を経験したことで、精神的に、肉体的に何か自分にとって得るものはありましたか? ■ 三崎和雄:そうですね。『PRIDE』での勝利ももちろんありますけど、これまでいろいろな外国人選手、トップファイターと試合を組んでいただいて、まだまだ自分の力が上に届くっていう確信がありましたので。また、自分を更に追い込んだ練習、トレーニングを日々してきてますので、更に進化、強化されたと思います。今回はまた、過去に無い最高のコンディションが出来てますので、試合当日は爆発させたいと思っています。 : 差し支えない程度に、お互いにどういうゲームプラン、どういう闘いをしたいと思っていますか? ■ 三崎和雄:試合内容は全く予想は出来ないですね。ただ、1つ言える事は、もうハートとハートのぶつかり合いになることは間違いないと思います。 ■ ネイサン・マーコート:作戦はもちろんありますけど、それはあえてここではお話ししない方が良いと思いますので、それは伏せておきます。ただし、三崎選手の過去の試合を振り返って、私なりに分析した部分がありますので、それを私なりの攻略法として、試合の中でお見せしたいと思います。 |