|
■ 第7試合 【GRABAKA vs BRAZILIAN 3vs3】中堅戦 ライトヘビー級戦 5分3ラウンド |
ランキング8位
佐々木有生
(パンクラスGRABAKA) |
|
|
|
ランキング9位
グスタボ・シム
(グレイシー・バッハ・コンバット・チーム)
|
3R 5分00秒、判定/0-2 |
判定:和田良覚(29-30)梅木良則(30-30)岡本浩稔(29-30)
■佐々木有生(88.85kg) セコンド:菊田早苗、石川英司
■グスタボ・シム(87.35kg)
レフェリー:梅木良則
|
|
久しぶりに佐々木選手らしい、すごく良い滑り出しだったと思います。それに対してシム選手もしっかり相手を見ながら、ゆっくりした序盤の立ち上がりでした。その中で佐々木選手のどこが良かったか?構えた時の右側のラインがしっかり出ていて、右で構えてるなという感じで、彼はそれが出来た時、左ミドル、左ハイがものすごく楽に出て、ノーモーションで出せます。その部分では佐々木選手の真骨頂が見られて良かったと思いました。対して強い踏み込みと、強い引き込みの2つを使いながら、佐々木選手を崩していくシム選手。その攻防が1ラウンド、2ラウンドで続きましたが、後半になり、シム選手の良い打撃が佐々木選手を襲います。最終的には佐々木選手はダウンを誤魔化しながら闘っているのが見えてしまっての失点だったと思います。佐々木選手が崩されたのは、シム選手の右ローキックです。これが猛烈に良かったです。佐々木選手も反応はしているんですが、強いローをいくつも受け、大きなダメージを負いました。右サイドに構え、右腰に重心を移動させて、しっかり右側に壁を作りながら、そこから強く踏み込んでいく良い感じで序盤を闘っていた佐々木選手ですが、強いローキックをあれだけくらってしまうと、後ろに自分の体重を残したまま打ち込まなくてはならなくなると、途端に相手に対しての距離感がなくなってしまいます。それにより体の左側が開き、早く開いてしまって体を使う為に、カウンターをくらってしまいました。あとは中心が開きだしてしまい、左足が少し後に引いてくる形になるので、足が横に揃い、自分のポジションがちゃんととれなくなり、距離感に狂いが出て来たところに勝負の分かれ目があったような気がします。シム選手のローキックが勝敗を分けた一つのポイントだったと思います。
>>> N E X T
|