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: 5月1日(日)横浜文化体育館大会がいよいよ目前に迫ってきました。今大会の第4試合で、白井祐矢選手(アンプラグド国分寺)との対戦が決定している渡辺選手ですが、今回の試合は、昨年12月・後楽園ホール大会でのvsケステゥシャス・アルボーシャス(ラトビア士道館)戦以来、4ヶ月ぶりの試合となります。そこで先ずは前回の試合、vsケステゥシャス・アルボーシャス戦について少しうかがいたいと思いますが、残念ながら判定負けという結果に終わった一戦でした。今、あのvsアルボーシャス戦をどのように考えていますか? ■ 渡辺大介:そ〜ですね・・・まぁ、良くないところがいっぱい出てしまったなというのがありますね。あとは・・・良い勉強になりましたね。でもまぁ、精神的なダメージも大きかったですよ。あの後。さすがにメインだったので。メインはやっぱり難しいなって思いましたね。 : 良くないところというのは、どんな点ですか? お話し出来る範囲でお願いします。 ■ 渡辺大介:ん〜、ちょっと足が使えてなかったので、あまり動けてなかったですね。試合の最初の方でちょっと良いのをもらって、それが効いてたのでそれでだと思いますけど。それが良くなかったなってすごい感じますね。あとはちょっと自分の中で色々試してたものがあって、それを試して全くダメだった、全く出来なかったっていうのがありましたね。ちょうど去年ぐらいから自分の中で色々試行錯誤してて、いろんな部分を変えながらどれが一番合うかな?ってやってたところだったので。それで、これで良いかなって思っていった時に全然それが使えなくて。そういう意味で、「ア〜、ちょっとダメだな」って、結構気持ちが落ちましたよね。 : アルボーシャス選手はパンクラス初参戦でしたが、闘ってみての印象は? ■ 渡辺大介:強かったですね(苦笑)。あの〜、とにかくやり辛かったです。(ニルソン・デ・)カストロよりやり辛かったですね。 : それは何がやり辛かったのでしょうか? ■ 渡辺大介:間合いというか、間の取り方というか・・・。あとプレッシャーみたいのとか、そういうところでやり辛かったですね。 : vsアルボーシャス戦での一番の教訓は? ■ 渡辺大介:ん〜、メインは大変だな〜って(苦笑)。もう、それですね。 : では、そのvsアルボーシャス戦から4ヶ月が経ちましたが、この間はどのようなことを心掛けて練習をしてきたのでしょうか? ■ 渡辺大介:色々いっぱいありますよ。vsアルボーシャス戦での反省点、今言ってないこととかも自分の中で気を付けながらやってきましたし。なおさなきゃいけない部分がいっぱいあったので、その部分を自分の中でなおしながらやってましたね。去年から自分の闘い方を色々考えなおしてて、これじゃちょっと方向性が違うかなって思って、また色々と考えなおして練習をしてきたので、それを今回出せるかどうかっていうのはわからないですが、それを出して良い結果を出さないとダメですよね。 : この4ヶ月間でのご自分の成長度に関してはいかがですか? ■ 渡辺大介:手応えはありますよ。色々試してみて、こんな感じの方が動きやすいかなとか、そういうのをまた掴めてきたので。今回の試合も、その闘い方で上手く闘えれば結構良い試合が出来るんじゃないかっていう自信はありますね。噛み合うんじゃないかなって。 : では、その「噛み合うんじゃないか」と思っているvs白井戦に関してですが、白井選手との対戦が決まった時の心境はいかがでした? ■ 渡辺大介:対戦してみたい選手の1人だったので、決まった時は「あぁ、きたか!」って感じですね。そのくらいな感じで。 : 白井選手に対してはどのような印象をお持ちですか? ■ 渡辺大介:すごいアグレッシブですよね。誰と対戦しても良い試合をするんじゃないかなって、そんな感じがします。アグレッシブ、元気な感じですね。 : パンクラスでは、佐々木有生選手(パンクラスGRABAKA)と佐藤光芳選手(パンクラスGRABAKA)の2人と対戦していますが、両選手との試合をご覧になって、何か印象に残ったことはありますか? ■ 渡辺大介:とにかく前に出てくるっていうのと、後半になって疲れてても、それでも前に出てくるっていうのが良いですね。そこはちょっと見習う部分だなって思いました。ハートが強い、根性がありそうなので、対戦したら面白そうですよね。 : では、今回のvs白井戦で、渡辺選手がご自分に課していることって何かありますか? ■ 渡辺大介:まぁ、色々あるんですけどね・・・。さっきも言ったんですが、闘い方を色々考えなおしてて、それを今回出すようにしなきゃいけないとか。でもまぁ一番は、とにかく気持ちで負けないようにしないと。ああいうスタイルで闘う選手はホント気持ちが強いので、そこでこっちが下がっちゃったら一気にガ〜ッてくると思うんですよね。だから気持ちで絶対押されないようにしないといけないですね。そこですね。そこで引いてしまったら、多分やりたいことも出来ないと思うので。そこです。 : わかりました。では、今回のvs白井戦が今年1発目の試合となる渡辺選手ですが、今年、このvs白井戦の後にはどのような闘いに挑んでいきたいと思っていますか? ■ 渡辺大介:去年は結構試行錯誤しながらやってて、ちょっと迷いながらの部分もあったためにダメなところとかもあったので、今年も色々と考えてはいますが、とにかく自分の闘い方を明確に固めていかなきゃいけないなと。もっとしっかり。もっとこう、強力な何かを自分の中で固めないとダメだなって思いましたね。それが出来ないと、強い外国人選手と対戦しても勝てないと思います。 : 今年はそれと創っていくための闘いになりますか? ■ 渡辺大介:そうですね。それを今年創っていくんですけど、試合でちゃんと結果として出さないといけないですよね。 : では、去年は「強い外国人選手と闘いたい」とおっしゃっていましたが、今年は特に対戦相手には拘らない? ■ 渡辺大介:そうですね。まぁ、外国人選手とも対戦してみたいですけど、別に日本人選手でも強い人はいっぱいいますからね。だから去年ほどは外国人選手に対する拘りもないですね。 : わかりました。では、ちょっとご自分のお話から話題を変えます。“ismの道場王”伊藤崇文選手がキックのデビュー戦(4/17・全日本キック・後楽園ホール大会)に臨んで、見事KO勝利で初陣を飾りましたが、その闘いぶりを会場でご覧になっていかがでした? ■ 渡辺大介:あの〜、試合がはじまって最初にダブルノックダウンがあったじゃないですか。あれはちょっとビックリしましたね。さすが(笑)だと思いました。魅せるな〜みたいな感じで。梅木さん(※梅木良則レフェリー)が、試合がはじまる前に「伊藤君、相手はガッ!って来るからね、ガッ!って」って言ってて、その「ガッ!」っていうのがすごい面白くて、周りの人たちが笑ってたのが印象的でしたね(笑)。まぁ、試合内容に関しては、デビュー戦なんで全然良いんじゃないですか。1ラウンドにKOで勝ってますし。ちょっと緊張してるのか、硬い感じはしましたけど。でもダウンも取りましたし、そんなに息が上がってる感じもしなかったですから。伊藤さんだったら、多分慣れてくれば色々出来ると思うので、是非続けていって欲しいですね。 : ご自分の刺激にはなりました? ■ 渡辺大介:なりましたよ。気合いが入りましたね。やっぱり近藤さんが「勝つ!パンクラス」って言って、みんなもそう思ってますから、勝ち続ける姿っていうのを見せたいですよね。みんなで。 : わかりました。では、これで最後です。今回の渡辺選手の試合を楽しみにしている皆さん、そして渡辺選手を応援しているファンの皆さんへメッセージをお願いします。 ■ 渡辺大介:パンクラスのリングでは、昨年4月のvs百瀬善規(禅道会)戦が最後の勝利で、もう、1年もパンクラスで勝っている姿を見せてないので、ここは絶対落とせないです。絶対勝ちます。 ■ 渡辺大介選手database |