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■ 第6試合 ヘビー級戦 5分2ラウンド |
ランキング1位
野地竜太
(パンクラスMEGATON) |
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オー・ジン・チュル
(ネオファイト)
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1R 1分44秒、KO/グラウンドのパンチ |
■野地竜太(98.7kg) セコンド:矢野卓見
■オー・ジン・チュル(99.8kg) セコンド:梁正基
レフェリー:岡本浩稔
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残念だったのは、野地選手はヘビー級1位の試合ではありませんでした。あまりにもオー選手のパンチをもらい過ぎました。ヘビー級だと、このディフェンス力ではリスクの多い闘いになってしまうと思います。どうしても、未だに体で正面立ちをしてしまい、結果的に左右から入ってくるフックが見えなくなってしまっています。それでいてストレートを正面から受けてしまうので、自分が真後ろに下がるしかなくなってしまいます。典型的な野地選手の闘い方です。ただ、オー選手があまり深追いをしない選手だったので、秒殺を免れたというのが冷静な見方です。結果的にはKOで勝ちましたが、手数、内容で言えばオー選手の方が優っていた様に思えてしまうほど、今回、野地選手としては頭の痛い試合だった様に感じます。ベルトという言葉を意識するには、リスクの高い試合をしては絶対にいけません。やはり高い水準で闘いますから、1回2回とベルトを賭けた闘いでは、必ず体というのは、見えないところ、見えるところでダメージを重ねていきますから、そういう意味では強豪と当たる確立の高い順位にいる野地選手ですから、もう1度自分の形を作らなくてはならないと思います。唯一、秀逸だった、野地選手らしかったのは右ローキックで、これだけは恐ろしい音を発ててオー選手の左足に喰いこんでいました。それだけでも見る価値はありましたが、オー選手がもう少し前に出てくる選手だったら、本当に危ない試合だったので、ディフェンス力というのは高めてもらいたいなと思います。攻撃力に関しては、相手がグラついたところから、上からパンチを打ち下ろしてパウンドに移行するところなんかはさすがです。本当にディフェンス力だけは直してもらいたいと思います。
>>> N E X T
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