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■ 第1試合 パンクラスアテナ 52kg以下契約 3分3ラウンド |
WINDY智美
(パンクラスism) |
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瀧本美咲
(禅道会)
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3R 3分00秒、判定/3-0 |
判定:松宮智生(29-28)、和田良覚(30-28)、小菅賢次(30-28)
■WINDY智美(51.8kg) セコンド:伊藤崇文
■瀧本美咲(50.9kg)
レフェリー:松宮智生
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WINDY選手は自分の距離で出入りをしながら、思い切りの良い打撃で試合を動かす展開でした。対する瀧本選手は、その打撃を何とかかいくぐりながら、組んでグラウンドに持っていくという闘いになりました。この試合を見ると3、4年くらい前の総合の世界という感じが若干しました。最近は、オールラウンドの選手が増えて来て、組んで、立って、殴って、寝て、グラップリングという様な、どこでも勝負出来る選手が増えて来ました。それに比べこの試合は、それぞれの課題を持ちながらの、現段階での女子の試合の組み立て方で、まだ揃いきってはいない感じでした。瀧本選手は、スタンディングでのフットワークを使って、もう少し強く早く思い切り打って行く事をするだけで、あんなに無理して組に行かなくても良いし、後ろに下がる必要も無かったと思います。WINDY選手も、あれだけ打撃でイニシアチブを取りながら、最後の止めがさせないのは、最終的には組みに行くという気持ちがあるので、ダメージを与える打撃になりますが、キックの試合とは間合いが違うのためKOを狙えるパンチは中々打てません。ですから、打ったら必ず組んで、テイクダウンを取るという気持ちで、自分の試合を組み立てて行ける様な練習をして行く事です。アテナの試合という風に限定するつもりはありませんが、動きも速く、展開もありましたので、後は打撃から組んで、寝て、どの姿勢、どの位置からでもスピーディーに展開が変われる様な、そういう試合をアテナの世界でもしてくれる選手が、早く出てくれる様に熱望します。とても良い試合でした。
>>> N E X T
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