第3試合 スーパーヘビー級戦 5分2ラウンド
ランキング4位
アレックス・ロバーツ
(空柔拳会館)

山岸正裕
(YMC長野)
1R 0分27秒、KO/スタンディングパンチ
■アレックス・ロバーツ(106.3kg)
■山岸正裕(114.2kg)
レフェリー:和田良覚

山岸選手は開始早々思い切り良く飛び出し、パンチを当てロバーツ選手をぐらつかせ、山岸選手らしい、立ち上がりを一気に見せてくれました。ロバーツ選手も度肝を抜かれましたが、そこから上手くその勢いを遣り過ごしながら、自分のパンチを当て試合を引き戻しました。やはりスーパーヘビー級のクラスになると、1発顔面に良いパンチが入ると、一気に形勢が逆転するという事を、まざまざと見せてもらえる27秒でした。その中でお互いがダメージを与えるパンチはかなり出ていていましたが、ロバーツ選手がスタンディングの膝を良いタイミングで、有効に使った事が勝負の分かれ目でした。ロバーツ選手の右側からの攻撃による、山岸選手の左顔面の怪我が懸念ですが、しっかり治してまた思い切りの良い試合を見せてもらいたいです。ロバーツ選手は当階級の台風の目になりつつある勝ちっぷりだと思います。久々の短時間決着ですが、大きなクラスでの迫力も感じ、誰がこの階級でロバーツ選手を止めて見せるか、そしてどの位の連勝街道を突き進むか、その辺の期待も含めて、次の試合も大注目です。

>>> N E X T