第4試合 第11回ネオブラッド・トーナメント フェザー級決勝戦 5分2ラウンド

井上学
(U.W.F.スネークピットジャパン)

柳澤雅樹
(PPT)
2R 5分00秒、判定/3-0
判定:和田良覚(20-20/井上)廣戸聡一(20-20/井上)松宮智生(20-20/井上)
■井上学(63.6kg)
■柳澤雅樹(63.0kg) セコンド:中井祐樹
レフェリー:小菅賢次

試合はネオブラッドの決勝に相応しく、判定までもつれ込んでの結果です。マスト判定なので3-0になりましたが、得点表の部分では20-20のイーブンです。ここまでくると積極性、技の切り替え、仕掛けた数、そういうものの差だと思っていただければ良いです。井上選手、柳澤選手、どちらがネオブラッドを勝ちたかったのかという最後の最後のところで、三者一様に井上選手を付けさせた部分だと思います。試合の内容に関しては本当に互角です。それぞれの打撃のバランスとスタンドレスリングのバランス、そこから仕掛けていく流れも、本当に互角だったと思います。上手く噛み合っていたので、そういう意味では大きく差がつくところでは本当になかったと思います。これが本当に不思議な物で、ネオブラッドでほぼ互角だった二人が一年経ち、二年経ち、再戦すると、図らずしも選手個々の色が付き、ちょっと差が付いたりする部分も見られます。優勝、準優勝で、このトーナメントに関してはえらい違いなのですが、柳澤選手はここで持ち直して、自分を組み替えてくると、一年後はわからないよというところに希望を繋いで、逆に言えば優勝は逃したけれども、がんばってフェザー級のベルトを巻くチャンスがあるのであれば、俺がまず、という位の努力をしてみてくれたら、一年後はどうなっているか分かりません。そういう意味では井上選手も柳澤選手も楽しみな選手だなと思う、そんな試合でした。

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