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■ 第3試合 ウェルター級戦 5分2ラウンド |
ランキング10位
石毛大蔵
(SKアブソリュート) |
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田中達憲
(和術慧舟會兵庫支部)
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1R 2:07、TKO(レフェリーストップ)/腕ひしぎ十字固め |
■石毛大蔵(74.5kg) セコンド:長谷川秀彦
■田中達憲(74.4kg)
レフェリー:岡本浩稔
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序盤、石毛選手は半身の構えや、後ろ側面の構えで、相手を困惑させたりと、自分のペースで試合を開始しました。それに対して田中選手は正攻法で出入りをしてという試合でした。グラウンドで下に引き込んで、足首を取りに行って、それぞれの展開があったのですが、石毛選手も凄く冷静に対処したと思います。それに対して田中選手は下から足を絡め、足首を狙いに行っての展開の中で、結果的に腕ひしぎの形に入って行きましたが、石毛選手はその前の段階で比較的余裕があったので、凌げるだろうという部分もあったと思います。ですが石毛選手は肘が伸びきってしまい、きちんとした形に入った田中選手の勝利でした。
グラウンドから反転して、立ち上がる形の中で、肘がグーンと伸びました。ああいうケースでは支点の肩甲骨が上手く動くと、肘が伸びても余裕のある場面があります。ですが、ここではあれだけ肘が伸び切り、この体勢であったならば見込み一本ですよという、これ以上行ったら腕が折れるだろうと、岡本レフェリーが判断してのストップなので、その形に入られた事が今回は敗因だったと石毛選手は思ってくれたら良いと思います。私もVtrで見ましたが、これは止めざるを終えないだろうなというところでした。あのまま行って、折れたり折れなかったり、ギブアップは取られないで抜けても、腕が変になったりということも十分に考えらされます。ですからそういう意味では、序盤の石毛選手の猛攻を凌いで、自分のペースに持ち込んで一転で関接を取りに行った田中選手の本当に試合巧者振りが良く見て取れた試合でした。
>>> N E X T
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