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■ セミファイナル スーパーヘビー級戦 5分2ラウンド |
ランキング3位
アレックス・ロバーツ
(空柔拳会館) |
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アンソニー“辰治”ネツラー
(TEAM Boon!)
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1R 1:53、ギブアップ/ヒールホールド |
■アレックス・ロバーツ(106.5kg)
■アンソニー“辰治”ネツラー(111.9kg) セコンド:金原弘光
レフェリー:和田良覚
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試合は物凄かったのですが、試合は開始そうそう30秒位で、まずドクターチェックが入る形でした。試合立ち上がりの最初の接点でロバーツ選手の左ストレートが、ネツラー選手のショートストレートからの踏み込みのところでカウンターで入り、目尻、頬尻を切っています。ワンパンチで同時に当てられた形です。それを掻い潜って行き、組んでというところで、1回ドクターチェックが入ります。結構深く切れたので、さすがロバーツ選手のパンチだなという形でした。ネツラー選手としては何とか組んで、自分の得意な寝技に行きたいなというところがありありと見えていました。スーパーヘビー級の場合は顔面をさらして入っていくと、やはりワンパンチで決まってしまいますので、そういう意味ではネツラー選手が直後も同じ様なイメージの中で闘ったとしたら、ロバーツ選手も十分勝機はあったと思うのですが、その後試合再開をして、組み合ってテイクダウンを取ってからは、もうネツラー選手の独壇場でした。
足首を取って、ヒールホールドの形に入って行くプロセスが素晴らしく、テクニックがあって面白かったです。ロックを掛ける足を上手く使いながら、まずホールドの良い形を、自分の上半身を大きく変えないでヒールの形に入り、そこからいつ決めようかといった感じです。ロバーツ選手が手でフックを解きにかかったのですが、あれはホールドを掛けている方のネツラー選手の足を解きに行くべきでした。ロバーツ選手は取られている足の方に意識が行ってしまったので、後ネツラー選手は時間をかけてゆっくり捻って、ロバーツ選手はタップせざるを負えなかったという試合でした。ネツラー選手は凄く冷静に闘えた試合だったと思います。スーパーヘビー級らしい、凄く迫力のある試合でした。
>>> N E X T
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