■ 第2試合　無差別級戦　5分2ラウンド 河野真幸 (フリー) アスラン・デゼボエフ (マルプロジム) 1R 4:12、KO/スタンドのパンチによる ■河野真幸(110.6kg) ■アスラン・デゼボエフ(100.5kg) レフェリー：松宮智生 試合前のリング上の練習で、下からの返し技で首、腕、足首、といったところを切りかえして取って行く練習を凄く繰り返していた河野選手。デゼボエフ選手は前回終始攻め切ってかなり重いパンチを持っているのも分かります。前回、桜木選手に惜しい形で一発逆転されていますから、相当心に期するものはあった様です。今回は油断の無い様に一気に攻めて来ました。河野選手はデゼボエフ選手の試合を実際に見ていた様です。なので、その怖い打撃に対して自分がどう前に出るのかというところで、スタンドの打撃に何とか付き合いながら、組んでから勝負したいと描いていたという事で、1本勝ちか、1本負けの潔い、思い切りの良い試合をしたいと語っていました。試合開始早々、出入りのところで軽く攻撃はされましたが、タックルからコーナー沿いに追い込みながらテイクダウンを取りました。ガードポジション等に入られても上背があるので、それなりに攻撃は繰り返せましたし、そういうところで一日の長といいますか、努力の結果を見せてくれたと思います。試合は交差する中で、そのまま今度は立合いの離れ際、入り際のところで良い物をもらい始めた河野選手が、デゼボエフ選手の波状攻撃に意識が遠のいてしまったかなと思います。打撃が課題の河野選手としては、その課題のところで大きく攻め込まれてしまったのが残念なところではありました。いずれにしても、あの大きな体から低いタックルを敢行してテイクダウンを取るところなどは非凡さを見せています。そういう面では、今回は隙の無かったデゼボエフ選手ですから、その河野選手を相手に、リングの広さ、表情、そういう物を感じ取りながら、2戦目を通過しましたという感じです。経験値を積んで、第3戦目に進もうといった試合でした。 >>>　N E X T