第5試合 フェザー級戦 5分2ラウンド

今泉堅太郎
(SKアブソリュート)

村田卓実
(和術慧舟會A-3)
2R 5:00、判定/0-0
判定:小菅賢次(20-20)廣戸聡一(20-20)大藪吉郁(20-20)
■今泉堅太郎(63.7kg) セコンド:和田拓也、佐藤光芳
■村田卓実(63.1kg) セコンド:内藤征弥
レフェリー:梅木良則

今泉選手は前回パンクラスデビュー戦という中で、足元をすくわれる様な感じでした。今回は物凄く堅い試合という印象もありましたが、逆に思い切りの良い試合をしてくれたと思います。村田選手は逆にひょうひょうとしながら作戦を組んで、これはきついなと思ったところから打撃を交え、徐々に打撃の展開に持ち込み、逆に今泉選手をスタンドでコントロールしていく展開でした。技術的に言ったら両者卓越していて、どちらかが油断をした時点で終わってしまう試合でした。下からも上からも横からも、両選手一本取りに行ける思い切りの良さと技術を持っていますから、その中でいかにテイクダウンを取り、何とか自分の形にしようという今泉選手に対して、どんなところでも良いから、とにかく一本取ろうとする村田選手という両者のアグレッシブさが噛み合い面白かったです。特に自分の形にしたと思ったら返されて行く、返しの妙というのも凄く見取れて面白く、その中でこつこつと丁寧に当てて行きながら最後スタンドの打撃で活路を見出して、今泉選手のスタミナを奪って行く村田選手の卓越さ、秀逸さというのが見えました。今泉選手は今回も初勝利は逃しましたが、やはり復帰戦の相手として村田選手は楽な対戦者ではありませんから、そういうところで一本取りに懸けるだけの実力、お客様を沸かせるだけの技術力を兼ね備えているなというところでは、凄く面白い試合でした。

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