第6試合 空手エキシビション
 大石幸史(パンクラスism/ウェルター級3位)

大石選手が空手のエキシビションで、数見道場での修行の意図、大石選手がこんな事を目指している、それから皆さんが知らないエクストラトラックをパンクラスは持っているんだという様な事が知れる、それがこのエキシビションの意味だった様な気がします。ismにはHYBRIDというのが根幹に、一つとしてあると思います。色々な雑多なものを一つの形に純粋培養していく、その為には出稽古して色々なものを勉強したという事ではなく、学ぶ、という姿勢が大事です。襟を正し、きちんとした体勢で学ぶという姿勢が大切です。仲間内で集まって勉強しあう事も凄く良い事ですし、能率的かもしれません。ですが能率が悪かろうが、一人の先生に付いたり、一人の門下生として、物事を長いスパンで頭を下げ、ある種初心を持ち、物事を修めて行くのもismの一部分だと思います。そういう事も含め、凛とした空気、武道での胴着の擦れる音、スいうものも含めて、呼吸の一つ一つも大石選手は何かを伝えたかったのかもしれません。試し割りもつつがなく行って、私が好きな格闘技、という空気をあそこで循環してくれた事は個人的には楽しい瞬間でした。大石選手が伝わり難いですが、という意味合いの事を言ってましたが、静の中に、実は強大な動きが隠れていたり、その逆もあります。そういう事も含めて、大石選手のとっていた残身、というもが凄く私は印象的で、良い修行をして欲しいという、そんな大石選手の良い意味で、貪欲な一面を見せてもらったイキシビションでした。

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