第3試合 ライト級戦 5分2ラウンド
伊藤崇文
(パンクラスism)
vs Dr.Yoshimura
(K.I.B.A.)
2R 5:00、判定/0-0
判定:和田良覚(20-20)岡本浩稔(20-20)廣戸聡一(20-20)
■ 伊藤崇文(68.9kg) セコンド:渡辺大介
■ Dr.Yoshimura(68.4kg) セコンド:
レフェリー:梅木良則

キックを多用してくる伊藤選手に対して、Yoshimura選手もそれに応戦し、スタンドレスリングから、低く踏み込んで行き、引き倒す、もしくはコントロールするという試合でした。
1ラウンド、序盤の攻防は両者ともローキックをカットしながら、優位な立位置を決めていくといいうところから、オーソドックスに入って行き、伊藤選手が自分の内側から入ってくる打撃に対しガードし、Yoshimura選手もカット、ディフェンスをしながら、守りのコンビネーションで踏み込んで打っていきましたが、その辺の攻防が一つの見所だったと思います。
最後はお互い一本を取りに行きますが、伊藤選手は足首を取りにいくところでも、仕掛けが遅かったと思います。もう少し時間の早いところで展開したかったとは思いますが、両者共に終盤、攻め疲れたのではと思います。二人の様な、技術力になって来たら、やはり攻め時、そういうようなものを、もう少し早く展開してもらえると、良かった様な気がします。

伊藤選手は打撃に終始してしまった感じがします。そして当てようという気持ちが、強めだったので、結局、Yoshimura選手との体の角度が合わず、タックルにも何回か行きましたが、軽くいなされる距離になってしまいました。強引に入って行き、逆にカウンターで、膝や、蹴りを合わされそうになる場面も見えました。それはカウンターを合わせて行くYoshimura選手も凄いのですが、それに反応して、受身をとったり、何かをしながら、それをかわし進む伊藤選手も、まだまだ高い水準だなというところです。いつも技術力があるだけに、冷静な中に、ふんだんな技術力というものを使ってもらって、次にもしも、この二人が闘うとするならば、どちらか一本取れるような緻密さと、思い切りの良さが、合致した試合を期待したいです。

>>> N E X T