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■ 第5試合 第12回『ネオブラッド・トーナメント』フェザー級 決勝戦 5分2ラウンド |
○植村“ジャック”龍介
(パンクラスP's LAB東京) |
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vs |
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曹竜也×
(闘心)
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2R 5:00、判定/2-0 |
判定:岡本浩稔(20-19)和田良覚(20-19)廣戸聡一(20-19)
■ 植村“ジャック”龍介(63.5kg) セコンド:北岡悟、五十里祐一
■ 曹竜也(63.3kg) セコンド:REIJI、熊澤伸哉
レフェリー:梅木良則
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曹選手のキャリアも長くなりましたし、闘心自体も大変厳しい練習をするということは有名で、アマチュアの時点で、プロになるという強い意識を持ち、練習して来ている彼等ですから、アマチュアの試合では、相当上のレベルになるし、確実に一本を取るのが勝ち方だというところでは、アマチュアイズムを越えた域の選手が多いだけに、かなり強力な気持ちを持ち、臨んで来たと思います。それに対し、経験値もあり、他の大会でも勝利を収めているだけに、闘いなれをしている植村選手は技術と経験を使い、曹選手の強い闘争心、正に闘心をどうあしらうか、という試合でした。開始のゴングが鳴り、実際、植村選手から闘う気力が相当感じられました。普段の気さくな彼からすると、別人となり、両選手ともにどんどん自分から踏み込んで行きながら、相手のディフェンスのエリアをどんどん凌駕しあおうとする、その辺の拮抗が凄く、2ラウンドだけでは物足りない位、面白い試合でした。
最終的な判定の基準の差は、一本取れる形までどれ位近づいたかという事と、全体の手数、それらの総合的なもので判断し、植村選手の優勢勝ち、というところだったと思います。終始攻め続けたという点で、はっきりとした試合だったと思います。どちらかが妥協した、とういう事ではなく、より強い気持ちで競り勝ったというのが勝因だったと思います。
>>> N E X T
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