■ 第5試合 ミドル級戦 5分2ラウンド | ||||
ランキング3位 ○佐藤光留 (パンクラスism) |
vs |
岩見谷智義× (高田道場) | ||
2R 5:00、判定/3-0 | ||||
判定:廣戸聡一(20-19)梅木良則(20-19)和田良覚(20-19) ■ 佐藤光留(81.8kg) セコンド:渡辺大介、川村亮 ■ 岩見谷智義(81.6kg) セコンド: レフェリー:岡本浩稔 |
■ 佐藤光留:(メイド姿の春日 萌花さんと並んで)異様な絵ですね。本人のTシャツを着て。
: この2ショットから何を聞けばいいのか(笑)。試合の事を伺ってよろしいですか?
■ 佐藤光留:よかろう(笑)。
: 展開的には?
■ 佐藤光留:もっとタックルに来ると思ってそういう用意をしていたら、打撃に来たんで。打撃できたら「ああどうしよう、プランと違う」っていうんじゃ、何年やっとんねんって話になるんで。今回岩見屋選手との差はそこだと思ってたんで。岩見屋選手はガッツが本当に凄くて、足は相当に効いている筈なのにワンツーを打ってきて、それで入れなかったんです。アレは倒せなかったんじゃなくって、岩見屋さんが必死に戦って。最後に一発貰っちゃいましたね。
: 終盤。
■ 佐藤光留:はい。本当にラスト10秒くらい。でも足、まだいけたんで一本取ろうって感じでやったんですけど。
: 汗がかなり。
■ 佐藤光留:後楽園の暖房が。席をオレンジ色に変えた時に暖房も変えてますよ。相当に暑かった。
: かなりロー、ミドル、ハイも。
■ 佐藤光留:はい。…今の、駄洒落じゃないですよ。練習では何度か当たってたんですけど、岩見屋さんが大分足効いてきて内側に被せてたんで、目線をローに行くと見せかけてそのまま上蹴ったら「当たってビックリ岩見屋さん、当たると思わなくて当たってビックリした佐藤光留」。あそこで倒したかったんですけど、岩見屋さんの目が見てるんですよ。あのガッツに押されましたね。
: 今日は春日さんが来てくれたのは大きかったですか?
■ 佐藤光留:大きかったです。これでパーンってK.O.や一本を取られたら、恥ずかしいことこの上ないですね。(大石選手のK.O.勝ちをモニターで見て)イエス! でもやっぱり春日さんももちろんですけど、北岡と大石の三人で何年か前に三人で一勝を目標にやったことがあるんですけど、皆勝ったんですけどグダって「これでいいのか」って。その時の面子からアライが抜けて三人になって。アライはその日勝ったんですけど、後の3人がすっきり勝てなかったんですよ。それも丁度4年、5年前かな。後楽園で。だからこれで今日僕と大石が勝って、北岡が〆て、それで一本。やっぱり人間一人では生きてはないですから。こんなファン丸出しなTシャツを着てますけど、プロレスでやってる人間だけでもダメだし、観てる人だけでも当然できないし、お客さんを入れるためには後楽園ホールを借りなきゃいけないし、それを伝えるために皆さんもいるし。一人じゃ何もできないです。それを今日痛感しました。その塊をism興行で出せるといいなって思います。…どう思いますか? 不謹慎な格好で真面目な台詞を。
■ 春日萌花:あぁいえいえ、あの…言っていることはすごく…あ、"は"ってそういう事じゃないですよ。
■ 佐藤光留:言っていること"は"って(笑)
: 試合をご覧になっていかがですか?
■ 春日萌花:あんな近くで総合の試合を観た事ないので、ホントに手に汗をかいてしまって。最後泣きそうになってしまいました。
■ 佐藤光留:その汗ちょっと貰っていいですか?
■ 春日萌花:あ、いえ…。
■ 佐藤光留:…なんで皆引いているんですか? 貰いたいでしょ、汗は。
: 本人を前にしてこんなことを聞くのも難ですけど、最後のネコ耳はどういった意図の元で?
■ 佐藤光留:僕はどっちかというとご主人様じゃなくて仕えるほうがいいんですよね。今日も控え室で皆が聞くんですよ。「北岡くんの方が先輩だっけ?」って。僕の方が先輩なんですけど、何か向こうの方が先輩に見えるくらいダメだしされるんですよ。「そんな緊張しないでくださいよ佐藤さん、僕まで緊張しちゃうじゃないですか」。…超ダメだしですよ。だから、まぁ、よく書かれるより悪く書かれる方が。…いいってワケではないんですけど、やっぱり自分が正しいと思っているものはどんな立場になっても捨てられないですよ。僕は僕の正義で生きているし、それじゃない、ズルい事をするヤツ…それこそメイド狩りもそうですよ、本当に。許せないですし。見つけたら足ヘシ折るまでボコボコにしますよ! 本っ当に弱者にそういうことをするヤツは許せないし。例え僕が人と違う、セオリーと違うって事を言われても、僕は逆らい続けて生きていきますから。それが表に表れると不謹慎な格好になってしまうんですが、知ったことじゃねえ。あと10年経ってネコ耳着けるのが流行ったら皆平気な顔して着けますよ。ホントですよ、世の中そんなものですよ。何が流行ってるのか、何が正しいのか。…こんなことを言うとまた北岡に怒られる。
: 今日はミドルでやりましたけど、また無差別に?
■ 佐藤光留:そうですね、デカいヤツの足を蹴りたいですね。それはよく思います。ただ、大分…なんて言うんですかね、今日は偶々相手の人と契約体重っていうのがあっただけで、デカいも小さいも関係ないなって。強いヤツは強い、凄ぇヤツは凄ぇ。でも、心のどっかデカいヤツを倒したいってのはあります。…必ず戻ります。無差別に。
: ism興行はどうでしょうか?
■ 佐藤光留:12月10日にありますんで、宜しくお願いします…じゃなくって。去年は旗揚げルールだったんですけど、今回常務に言われたのは、「WINDYさんとどうですか?」って。ギャグだと思ったんですよ。「いいですねソレ」って言ったら、次の日メールが来て「全日本キックの広報、宮田さんに断られました」って。本当にオファーするなよって(笑)。「なんでWINDYさんなんですか?」「メイド服で戦えるじゃないですか」って言われて。坂本さんのいっぱいいっぱい具合を感じました。
: 春日さんは今後も機会があれば、セコンドとは言わないですけど…。
■ 春日萌花:そうですね。試合は今後、ちょくちょく観に来させていただければ、と思いますんで宜しくお願いします。あと、耳を客席にあげてしまったので、二人でまた秋葉原に買いに行って、ついでにあの…ご主人様と、アレですか? …僕?
: (爆笑)
■ 佐藤光留:ちょっと身分が…(笑)。
■ 春日萌花:取り合えず、二人で、まあ、秋葉原のパトロール兼お買い物に行きたいと思います。
■ 佐藤光留:(盛大にガッツポーズ)…生きていて良かった…。
: 佐藤さんはism興行に出る意思はあるんですか?
■ 佐藤光留:いやもちろんありますよ(笑)! 名前も書いてありますし、WINDY戦断られたからって試合がなくなったわけでは…。マジそうなったら事務所で大暴れしてやりますよ。メイド服着て(笑)。その時皆さんに連絡するんで、観に来てください。発狂するメイドを。机をガーッとひっくり返すんで。…メイド狩りレスラー捕まる。…どんなカオス状態なんだって。
: シュールですね。
■ 佐藤光留:シュールすぎる。…いいなぁ。どうですかこの置き去り加減。ありがとうございました。
■ 春日萌花:ありがとうございました。