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第3試合 ミドル級戦 5分2ラウンド
渡辺大介
(パンクラスism)
icn vs icn 岩見谷智義×
(高田道場)
2R 0:58、ギブアップ/フロントチョークスリーパー
■ 渡辺大介(81.9kg) セコンド:川村亮、鳥生将大
■ 岩見谷智義(81.2kg) セコンド:小路晃、西島洋介
レフェリー:梅木良則
久しぶりの勝利でしたが。
渡辺大介:1Rめもヤベエと思っていました。なかなか下になって動けなかったです。パスされても返したり色々できると思っていました。テーピングをしていたんで、引っ掛けたりとかちょっとやりづらかったですけど。1Rを凌いだ時点でまだ全然力が残っていたし、ダメージもなかったので。意気がちょっと上がっていましたが、2Rめもいけるだろうと。

試合前に思っていたよりもブランクを感じさせなかった?
渡辺大介:いや、そうでもないですね。やっぱりちょっとタックルの反応が、全然足が…。来るのはわかっていたんですけど、足が反応しなくて。足が動けてないかなって感じでしたね。フロントチョークを狙っていたので。基本はタックルを切るんですけど、1Rめが終わった時点で足がちょっと動いてないなって思ったんで。これは手の感覚で行けるときに行こうと思って。一回ロープ際で切ったときに、こっちは完全にもう入っていたので、外されてずれない限り行ける体勢になったら、いつでも行こうと思って。相手が動いてくれたんで、そこでスペースができたので。そのままラッキーだと思って…。

一気に、って感じでしたか。
渡辺大介:そうですね。あれは一気に行かないと。ジワジワ、一個ずつ作ってのレベルにはないので。あの体勢からフロントチョークに行けるレベルにないので。だから、今後僕とやるときは気をつけたほうがいいです。普通にタックル入ってきたら、レスリングをベースの…さすがに上手かったですけどね。まあ、普通にああいう風に来たら、ごっつぁんですね。

じゃ、かなり道場では…。
渡辺大介:今日は、実はちょっと抜けそうだったんですよ。相手が体を起こしているときに。でも、ここで逃がしたらダメだと思ったので、肘は痛いですけど、いいやって思ってグワッて絞めたら、ちょうどテーピングしていたので。これは滑り止めになるかなって思って。上手い具合に手が引っかかって…。フロントチョークってちょっと抜けそうになったときに、上手く梃子の原理で先っぽの方が上手くひっかかるんで。僕はそうやって極めるので。

そこは元々傷めていた?
渡辺大介:はい。結構、練習が最後できなかったので。その部分で最後足が反応し切れていなかったのかな。できる練習はずっとやっていたんですけど、怪我する前はガンガンやっていたので、その貯金がフロントチョークに出ましたね。あのときの判断、一気に行く感覚はよかったので。でも、本当はその前に色々うやりたかったんですけどね。タックルに来るのはわかっていたんで。タックル来るのがわかっていても、そこで打撃を当てられるようにしたかったですね。さすがにやっぱり、向こうが完全にタックル入るのに絞ってきたので、もっと反応できると思っていたんですけど、ダメでしたね。ずっと下になっていたときはヤバイなって思っていたんですけど、コントロールされてたんですけど全然極められそうな雰囲気はなかったし。チャンスは作っていけそうだったので一回十字行こうとしたんですけど、難しそうだったので。

復帰戦としては合格点?
渡辺大介:一本勝ちだったら合格点だったんですけど。アレを1Rめにやりたかったですね。ちょっとフロントチョークが取れなかったらあのままズルズル1Rめと同じ展開になっていたと思います。控え室に戻ったら北岡が「負けたかと思いましたよ」って言っていました(笑)。「俺もそう思った。危なかった」て。

もう少し時間がほしいというコメントがありましたが。
渡辺大介:そうですね。怪我していたので。最後、2週間くらいガッツリとした練習ができなかったので。でも、試合前後の怪我も慣れているので。今回はちょっとヤバイな、時間がほしいなって思っていたんですけど、本当にギリギリで結構いい感じになって。今日、朝こっちに来るときにさすがに何十戦もやっているだけあって、できるくらいの最低限まで回復していたのでよかったな、と。

症状は?
渡辺大介:オーバーワークですね。極められたとか、手を突いてカクッていうのじゃなくって、結構ガンガンにやって、それで肘、手首、肩をおかしくしてしまいました。一番肘がやばかったですね。。

じゃあ、少し休んでまた…。
渡辺大介:そうですね。今日は今のところ怪我もないし、パンチもあまり貰わなかったので。まあ、この肘が、体が冷えて明日どうなっているかですね。ちょっと動きの中で、相手のパンチか何かが入って、それが結構痛かったので。これが後々どうなるかですね。体が冷えて、明日の朝、肘がどうなるか…。あまり変わっていなければ、このまま回復を待って、3月半ばくらいから練習が始められれば。キッチリ治しておかないと、またやりそうなんで。またすぐやりたいですね。こんなにノーダメージで試合が終わったのは、ホント久しぶりですね。ちょうど頭の痛いダメージとかパンチのダメージもなかったので、休みの期間に抜けちゃうんじゃないか、と。、怪我がなくても、軽くあたったので試合後に気持ち悪くなかったってこともあったので。…。久しぶりに一本勝ちしたなあ…。関節極めたのなんてホント、ネオファイトで韓国に行ったとき以来ですね。

これで幸先のいい2007年になりましたが、今年はどういう年にしますか?
渡辺大介:頑張ります。もう少し休んで、すぐに始められるように。

今年のテーマは?
渡辺大介:今年はもう、一つひとつ大切に行きます。守りに入らず、大事に…大事に行くしかないですね。楽しく、行きます。ありがとうございました。