■ 日時:8月28日(火)13:00〜
■ 場所:P's LAB東京
update:8.28
PANCRASE 2007 RISING TOUR 9.05 後楽園ホール
渡辺大介選手、川村亮選手、吉本光志選手公開練習
PANCRASE 2007 RISING TOUR 9.05 後楽園ホール
渡辺大介選手、川村亮選手、吉本光志選手公開練習
■ 第5試合 ライトヘビー戦 5分3ラウンド | ||||
ランキング3位 川村亮 (パンクラスism) |
vs |
ジェーミー・フレッチャー (ザ・シャーク・タンク) | ||
5/30(水)後楽園ホール大会でブラジル・シュート・ボクセ・アカデミーの新鋭ファビオ・シウバ(シュート・ボクセ・アカデミー)と対戦し、一進一退の壮絶な打撃戦を展開し、最後まで攻め続けた川村。 一方、アメリカの金網での大会において連戦連勝を記録した“金網の処刑人”ジェーミー・フレッチャー(ザ・シャーク・タンク)。 プロ初黒星を喫した川村が、渾身の一撃でKO勝利を掴み取るのか?それとも、金網の試合で数多くの強豪を必殺のギロチン・チョークで斬り落としてきたフレッチャーが、パンクラスでもギロチン刑を執行するのか? 唸る拳と、締め上げる腕が火花を散らす注目のライトヘビー級戦! | ||||
■ 第3試合 フェザー戦 5分3ラウンド | ||||
ランキング4位 砂辺光久 (P's REAL) |
vs |
2007年度『ネオブラッド・トーナメント』フェザー級優勝 吉本光志 (AJジム) | ||
4/8(日)沖縄・テルヤホール大会で村田卓実(和術慧舟會A-3)と対戦し、肩固めであと一歩まで追い込むなど、初の沖縄大会メインイベントを勝利で締めた砂辺。 一方、5/30(水)後楽園ホール大会で長谷川孝司(パンクラス稲垣組)と対戦し、パンチの連打でKO勝ちを収めた吉本。 スピードとテクニックを併せ持つ、“沖縄のスピードスター”砂辺が総合格闘家としての深みを見せ付けるのか?それとも、ネオブラ決勝を不戦勝で勝ち上がった吉本が、その鬱憤を鋭い打撃と共に砂辺に叩き込み、一気にランキング入りを果たすのか? パンクラスフェザー級のパイオニアと今年度ネオブラ王者によるフェザー級サバイバルマッチ! | ||||
■ 第2試合 ミドル級戦 5分2ラウンド | ||||
渡辺大介 (パンクラスism) |
vs |
ガジエフ・アワウディン (SKアブソリュート・ロシア) | ||
4/27(金)後楽園ホール大会で竹内出(SKアブソリュート)と対戦。大流血になり、テイクダウンを奪われながらも、下から打撃で攻め続けた渡辺。 一方、3/18(日)後楽園ホール大会で金井一朗(パンクラスism)と対戦し、重みのあるパンチで攻め続けてダウンを奪い、最後はパンチラッシュでTKO勝利を収めたガジエフ。 パンクラスの威信を背負い、“ismの門番”渡辺が金井の敵討ちをとるのか?それとも、対パンクラスism2連勝に向けて、得意の打撃でガジエフがKO勝利を飾るのか? パンクラスミドル級ランキング入りを目指す両者による期待の一戦! |
: その格好(アメフトのプロテクター)は…。
■ 川村亮:いつも暑い中、これ着て練習してたんでね。これ脱いだときにはどうなるのか楽しみですね(笑)。相手のジェーミー・フレッチャーもアメリカ人ですから、フットボールやったことあると思うんで、この苦しさが分かると思うんですよね。『これを着て練習してたんだ』って、多分びっくりすると思いますよ。これを着て、道場のクーラーの壊れたところで練習してましたから。あとこれ、動きづらいんですよ、マジで。重いですし。関節技も肩途中までしか上がらないんで、それ以上極められたら取られるっていう、そういう状況の中でどんだけシビアに練習してきたんだと。
: 今日の公開練習でいいところがなかったのは、動きづらかったから?
■ 川村亮:いつもやってるんで。いつもこういう感じです。
: 防具をつけているという油断がでた?
■ 川村亮:そうですね。でも、その下には鍛えた身体が待ってるんで。脱いだときにかなり驚くことが起きるんじゃないですか。これを脱いでリング上がったらどうなるか楽しみです、僕も。
: プロテクターの重さは?
■ 川村亮:100kgです! 100kgあるんで。脱いだらドスンッ!ってきますよ!
: 試合当日はこれでリングインする?
■ 川村亮:これ着ていくかはわかんないですけどね。100kgありますから! いつも走って入場しますけど、『あれ、遅いな?』って思ったら、着てると思ってください。
: アメフトを彷彿とさせるようなタックルも見せましたが?
■ 川村亮:結局、技術じゃないんで。突っ込めば大丈夫だろうと。ただそれだけですね。
: スタミナ向上の意味もある?
■ 川村亮:着てみますか? 動けないですよ、本当に。しかも、いつもより動きづらいのを着てますので。ちゃんとしたフォームじゃないとパンチも打てない。
: フォームの邪魔になっているのでは?
■ 川村亮:なってるかもしれないですね(笑)。でも、そんなんじゃないんですよ! とりあえず重たいもの着てれば強くなるんじゃないかっていう単純な発想ですよ!
: 敗戦の次の試合ということで、どのようにこの試合をとらえていますか?
■ 川村亮:ファンの人は前の試合からどのように変わったか楽しみにしてると思うんで。僕も楽しみです。
: 敗戦についてはどのようにとらえていますか?
■ 川村亮:負けたなと。豪快に負けたなって思いましたね。ちまちま負けるよりはいいかなって思いますけどね、豪快に負けれて。
: 課題も見えた?
■ 川村亮:もちろん毎回毎回ありますからね。試合しなくても課題はいっぱいありますから。
: 敗戦後に練習内容を変えた部分は?
■ 川村亮:特にないですよ。
: 相手の情報については?
■ 川村亮:まったくないですね。アメリカ人ってだけで。まあ、僕も星条旗大好きですから。無類の星条旗好きですから。今日も“たまたま”ハンカチもシャツも星条旗ですし。本当に好きなんですよ。いっぱい持ってるんですよ。
: 今回は、北岡選手や前田選手などエース候補が多く出場する大会です。
■ 川村亮:今大会だけじゃなくて、僕は毎試合毎試合、僕の試合が一番激しくて楽しい試合になるように狙ってるんで。そんなの関係ないです。今回だからどうのっていうのはないです。
: 他の試合とも比較されます。
■ 川村亮:それはもちろんですよ。それを観に来てるわけですからね。
: 今回はカール・ゴッチさんの追悼興行です。
■ 川村亮:直接知らないですし、難しいですね。パンクラスの名前を付けられた方だし、パンクラスに影響を与えた方なので…。難しいですね。アントニオ猪木さんをキーロックで持ち上げてポストに置いた…のをやりたいかな、試合中に。それ追悼になるんじゃないですか? でも、一回(キーロックを)かけられないといけないですけどね(笑)。
: ホームページでジョシュ・バーネット選手からのメッセージをいただいています。
■ 川村亮:以前、(bodog FIGHTで)コスタリカに行ったときにいろいろ話したりしまして、それからちょくちょくお話させていただいてたんで。無差別級のベルトもいつか取り戻さないといけないと思ってるんで。
: 改めて、ファンにどのような試合を見せたいですか?
■ 川村亮:ファンが喜んでくれれば一番です。良かったなって喜んでもらえれば、一番ですね。
: この試合のテーマはありますか?
■ 川村亮:なんですかね? 『ファンの皆さんお久しぶりです』って感じですかね。全然試合してないですからね。5月の終わりにやってからですから…。『僕、生きてますよ! 忘れないで!』って感じですね。試合を観てもらって、川村がどう変わったか、それから『おおっ!』っというのを何か与えたいと思いますね。
: 前回、金井選手をKOしているガジエフ・アワウディン選手との対戦です。
■ 渡辺大介:一発、勢いがありますね。ただ、(前回の試合では)寝技の展開にはならなかったので、技術とかは分からないので、なんとも言えないですけど。ビデオを観た限りでは、すごい勢いあったし、自分からタックルも行ってたんで、最初の、外人特有のパワー、勢いに負けないように練習はやってきてます。
: 今日の公開練習では寝技が主体でしたね。
■ 渡辺大介:寝たときに動けるようにする練習は(やってきています)。前回、竹内との試合で寝かされてからガッチリ押さえ込まれてなかなか立てなかったので、そのへんの練習も踏まえて、川村とも結構やってきたので、自信は結構ありますね。いい感じで来ています。
: 倒されたあとの対応を中心にやってきた?
■ 渡辺大介:前回の竹内戦で倒されたときに動けなかったっていうのと、フロントチョークに行って、はずされたときに力使い果たしてやられちゃってたっていうのがあるんで、それも、はずれたときにすぐに違う仕掛けに行ったりとか、突き放して立ったりとか、いろいろそういうのはやってきてたんで。そういう部分で、寝技でも勝負しようとは思っていますね。でも、理想としてはパンチでKOしたいですね。
: 戦い方のシミュレーションはできている?
■ 渡辺大介:打撃は結構重要になってくると思うので、前回の金井戦を観ても分かると思うんですけど。そこでの勝負が鍵になると思うので、そういうイメージでのトレーニングはいろいろやってきてますね。いろんな展開になっても、動けるんじゃないかなと思います。
: 今回の試合のテーマは?
■ 渡辺大介:最近、ちょっと落ち着きすぎちゃってるかなっていうのがあるんで、もっと若い選手みたいに、がむしゃらに行きたいですね。余計なことを考えずに、とにかくぶっ倒す。
: 今回、カール・ゴッチさんの追悼興行です。
■ 渡辺大介:直接会ったことがないので難しいんですけど、やっぱり一番はパンクラスの名づけの親ということで。道場にもずっと写真が飾ってありますし。せっかく追悼興行に出れるんですから、いい内容で、いい結果を残そうという気持ちはあります。
: 北岡選手が船木選手に対戦表明しましたが、それについては?
■ 渡辺大介:いいんじゃないですかね。僕的には船木さんに是非会場に来ていただきたいですし、どうせなら最初から来て欲しいですね。僕の試合も観てほしいですから。…でも、難しいですね。北岡の気持ちも分かりますし、冷静に考えて船木さんが来るかどうかも非常に難しいところだと思うので。来なかったら、多分(船木選手と北岡選手の)試合も無いでしょうし…なんとも言えないですね。
: ネオブラッドトーナメント決勝がキャンセルになって、前回の試合からかなり間が開いてしまいましたが、今回の試合に向けての心境は?
■ 吉本光志:ネオブラッドもしっかり獲ることはできたんで、最初の目標、優勝っていう目標はしっかり獲ることができましたし。それが終わった時点で、あとは前田吉朗選手のベルトを奪って、またキックボクシングの試合にも出るっていう(気持ちになっている)。だから、今回はしっかりと砂辺選手を倒して、タイトルマッチに向けて、『あいつはタイトルに挑戦させてもいいだろう』と周りに思わせたいですね。ちまちまランキングに入って、一戦一戦やるんじゃなくて、俺はもう、ベルト以外興味ないんで。3位だか4位だかを倒してランキングに入っても全然嬉しくないし。しっかりとこの試合に勝って、前田吉朗への挑戦っていうのをしっかり表現したいですね。
: 砂辺選手は吉本選手の発言を聞いて、『まだタイトルマッチには早い。自分が分からせてやる』と言っています。
■ 吉本光志:(砂辺選手は)過去の映像を観ていても、ネオブラッドの選手とは一レベル違うというか。しっかりと経験もあるし。その点で、砂辺選手を倒したら…。というか、ネオブラッドも勝ちましたし、相手はもうニセモノはいらないです。ニセモノなのかどうか、俺が逆に試してやるよって感じですね。これからはもうニセモノの相手はいらないです。
: 砂辺選手は8月17日にプロレスのリングにも上がっています。
■ 吉本光志:『一気に二つのことやってんじゃねえよ』って思ったんですけど、俺もそうだと思って(笑)。まあ、いいんじゃないですか、好きなことやってれば。全然興味ないんで。
: 今回、勝ち方でアピールすることで、挑戦につなげたい?
■ 吉本光志:そうですね、もちろん。別に次に3位、2位、1位の選手を順番に倒してからじゃないとタイトルマッチできないっていう決まりは無いと思うし。今、心の中がハングリーな状態なので、今やれば(ベルトを)獲っちゃうんじゃないかって、それぐらいの野心はあります。
: 前の試合から進化した部分は?
■ 吉本光志:進化というか、一通り全部覚えちゃったら安心しきっちゃって気持ちが出ない部分があるんで、多少技術的には未熟なほうが(いいんじゃないか)っていうのがあるんで。本当に完成形を追い求めたら、もうあと5年とか10年とかしっかりやらないといけないと思うんですけど、自分はそんなゆっくり悠長にやってるつもりもないし、ネオブラッドの不戦勝が決まった時点で、次のことも大体見えてきたんで、しっかり砂辺選手に向けての練習はやってきました。これからもバンバンやるつもりだし。技術的にはどうなのか分からないんですけど、総合なんでしっかり感性とかも磨いていきたいですね。
: 相手の警戒する部分は?
■ 吉本光志:基本的に総合力ですね。全体的な流れの中での打撃とかは、逆に危険だと思うし。寝技とか、俺が下になったときじゃなくて、総合力なんで。ルールの違いは総合とキックでは絶対にあると思うんで、戦いは戦いだけど。そういう部分では打撃だからって自信を持つんじゃなくて、本当に集中してやっていきたいですね。砂辺選手も俺はそんなに悪い選手じゃないと思うし。しっかりと技術は持ってるんだなって思うから、俺も真剣勝負がガツンとできると思いますね。120%の力が出せると思います。
: ベルトに興味があるのでしょうか? 前田選手に興味があるのでしょうか?
■ 吉本光志:せっかくベルトを獲ったとしてもチャンピオンが弱かったらリアクションも薄いだろうし。今までPRIDE武士道にも出てて知名度もある前田選手から獲ったっていうのは格別だと思うんで…まあ、両方ですね。格闘家は絶対にトーナメントの優勝だったり、ベルトを目指してやってかないと、意味ないって本当に思うんで。ランキングに入って『おめでとう』ってたまに言われるんですけど、俺は全然嬉しくないんで。やっぱり形に残ったりだとか、ファイターなら絶対に頂点を目指さなきゃいけないと思うんで、どこの団体でも、どんな大会でも。ネオブラッドトーナメントでは頂点を目指してましたけど、それが終わって、さらに上にはもうベルトしかないと思ってるし。それが早いか遅いかは俺には関係ないですね。周りは全員早いと思ってるだろうけど、自分は自分を信じたいから。決まった時点ですぐやりたいですね。
: 吉本選手の階級は世界的に注目されています。HERO'Sでも山本KID選手の出場する新しい階級が噂されていますし、世界に対しても目は向いているのでしょうか?
■ 吉本光志:そうですね。世界的に見たら俺の身体は小さいと思うんですけど、今度の試合勝ったら言いたいこともしっかりあるし。今、HERO'Sの話も出たんですけど、すごい興味はあります。挑戦はしていきたいです。そういった意味でも俺の打撃の怖さとか、総合でもこいつはおっかねえなっていうところをちょっとこの試合で見せないと話しになんないと思うんで。