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PANCRASE 2008 SHINING TOUR 4.27ディファ有明大会
近藤有己、大石幸史選手公開練習

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■日時:4月21日(月)14:30〜
■場所:P's LAB横浜
メインイベント ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
暫定ミドル級王者
近藤有己
(パンクラスism)
近藤有己 vs KEI山宮 ランキング1位
KEI山宮
(GRABAKA)
山宮の対戦要求から4ヶ月、近藤×山宮の試合が実現。「リング・オブ・ファイヤー」で勝利を収めベストファイター賞にも輝いた近藤が、菊田戦で見せたブルートで山宮をマットに沈めるのか?それとも川村から完勝した山宮が、3度目の対戦でGRABAKAの強さを証明するのか?パンクラスの歴史に深く刻まれる一戦となるのは間違いない!
セミファイナル ライト級戦 5分3ラウンド
初代王者
昇侍
(KIBAマーシャルアーツクラブ)
昇侍 vs 大石幸史 ランキング5位
大石幸史
(パンクラスism)
戦慄の左ハイキック一発でウマハノフに勝利し、初代ライト級王者に輝いた昇侍。対するは、「bodog」や「リング・オブ・ファイヤー」など海外の試合で結果を残し、約1年ぶりにパンクラスリングに戻って来た大石。打撃を得意とする両者、壮絶な殴り合いに期待したい!
近藤有己選手
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現在は順調ですか?
近藤有己:絶好調ですね。

気分的に元同僚というか、同じ釜の飯を食った者同士の対決も久々だと思いますが、やり辛さなどはありますか?
近藤有己:以前の山宮選手のことは知っていますが、パンクラスを離れて何年も経っていますので逆にそこは不気味ですね。まだ手を合わせていませんが、やり辛さを感じています。

知っている時代の山宮選手とはスパーリングをしてやり辛さを感じたりはしていましたか?
近藤有己:やりやすいところもありますし、やりにくいところもありますね。組技とかは強いんで。

最近の試合をビデオで見て警戒しないといけないところはありますか?
近藤有己:戦略を凄いたててくるところですね。

自分が丸裸にされているかのような?
近藤有己:そうですね。でも、戦略をたてないことが僕の長所だと思っていますので。そこは気にせずにやろうと思っています。

近藤選手が良くも悪くも昔と変わっていないのが公開スパーのときの山宮選手の言葉ですが、その辺については?
近藤有己:変わっていないんじゃないですか?(笑)

どういう部分が?変わっていないのか、成長していないのかどちらでも取れますが。
近藤有己:あまり何も考えていないってことじゃないですかね?

無の境地?
近藤有己:はい(笑)

そういう意味で、元仲間と試合をすることは他の試合と違うという点はありますか?
近藤有己:そういう風に考えがちですけど、彼の3年間かと僕の3年間がどう充実していたのかが問われると思います。考えがちですけど、考えないようにします。

敢えて?
近藤有己:興味ないです。そういう風に見られるのかなって感じますけど、僕自身は興味ないです。

例えば、外国人とやるとのか他のランカーとやるのとも変わらない?
近藤有己:そうですね。

その上で、今回の山宮戦のテーマはありますか?
近藤有己:テーマというか、なすがまま…。体の動くままに、自然体でやりたいですね。

逆に、自然体でできるくらいの調子のよさがある?
近藤有己:そうですね。

元同僚だけでなく、『ism』VS『GRABAKA』という見方もありますが、昔を知らない今のファンからすればその側面の方が強いと思いますが、その辺は意識しますか?
近藤有己:正直、意識しちゃいそうになるんですけど、そういう風に見られちゃうのかなっていうのが気にしちゃうところなので、僕自身はそこは全然こだわっていないので。

すっぽり抜けちゃってる?
近藤有己:はい。こだわってないから、じゃあいいかとは考えていないです。

強さの秘密である自然体を維持するというのも中々大変だと思いますけど、ご結婚されて自然体というのは、私生活の24時間を含めてしやすくなりましたか?
近藤有己:しやすくなっていると思いますよ。…変わらないんじゃないですか?

山宮選手が「このタイミングで結婚報告したのが不気味だ」と。
近藤有己:関係ないです。

「それを含めて戦略じゃないのか」と(笑)。
近藤有己:全然関係ないです(笑)。

結婚までは戦略には使わない?
近藤有己:使わないですね(笑)。

実際に役所に書類を提出されたのはいつですか?
近藤有己:4月8日です。

何か考えがあって?
近藤有己:あんまり、大安とか僕も彼女も知らなかったんですが、僕の親父が結構詳しくて。

結婚されて初戦はどんなスポーツ界も勝てば結婚して強くなったって言われるし、負けたら結婚して弱くなったと見られがちですが、その辺は?
近藤有己:気にしてないですね。

その辺も含めて自然体?
近藤有己:はい。

食事や体重の管理は?
近藤有己:やりやすくなってますよ。

当日は観に来られるんですか?
近藤有己:わからないです。

せっかくなんで勝つところを観せたい、とは?
近藤有己:それはいつも思っているので。でも、まずはファンの人に自分の勝つところを観せたいですよね。

山宮戦の次のステップは考えていますか?
近藤有己:ないですね(笑)。

本当に無心なんですね(笑)。勝てば自然と流れができる?
近藤有己:そうですね。

川村選手とか北岡選手が出ることになっている『戦極』などの舞台に興味は?
近藤有己:出れたらいいな、とは思っていますけど。

去年の話ですが、『リング・オブ・ファイヤー』に出て、ジョシュ・バーネットと練習していますが、それで何か変化はありましたか?
近藤有己:環境が変わって、ハードなトレーニングをちょっとですけどやってきて、勉強になりましたね。彼のところでやってきたトレーニングもこっちの方で取り入れたりして。いいトレーニングはアレをきっかけにできていると思いますね。

具体的にはどんなことを?
近藤有己:フィジカル的なことだったり、テクニック的なことだったり。…あんまり具体的じゃないですね(笑)。今まで知らなかったトレーニングの種類が増えたと思います。…結局具体的になっていないですね。

大丈夫です(笑)。
近藤有己:(笑)。アレですね、瞬発系ですね。瞬発系に体を使うトレーニング。

器具を使う?
近藤有己:器具も使いますよ。

ジョシュはその辺の知識がある?
近藤有己:詳しいですね。先生になって、色々教えてくれて。テクニックのところも凄い教えてくれるし。

近藤選手の目から見てもやっぱり…。
近藤有己:本当に先生でした。

大石幸史選手
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動く方向とか考えながらのミット打ちに見えましたが。
大石幸史:体の使い方はそうですね。それは永遠のテーマとしてずっと考えていることで。

その辺で特に最近の課題は?
大石幸史:力まないことは…。当たり前のことなんですけど、構えていても最近できてなかったかなと思うので。もうちょっと力を抜くっていうか。リラックスする方法を色んなところから考えてやっています。

打撃とかは岩崎さんと組んだりされていましたが、変化は?
大石幸史:今も続けていっていて、使えるところは使うって感じで、変わらずやっています。

今回昇侍選手で相手ももろ打撃系ということですが、その辺は?
大石幸史:う〜ん…どうですかね…。

例えば、打撃で対抗したいとかそうじゃないとか…。
大石幸史:基本的には○○で対抗したいっていうか…あんまり衝突しない方向が理想っちゃあ理想なので。打撃がきたから打撃じゃなくって…。

それでいうと、自分のやることでカギになるのはどういう部分ですか?
大石幸史:レスリング…それが中心になるっていうことじゃないですけど、今までちょっとレスリングが少し抜けていたところで意識が止まっていたことがあるので、そこは単純にレスリングを意識するだけで全然動きが違ってきたので。レスリングをするかしないかっていう問題じゃなく、意識を入れるって感じですね。

頭が打撃に行っていた?
大石幸史:そうですね。でも、あの頃はレスリングを完全に取っ払って完全にやらないといけないところもあると思っていたので、自分の意識から自分でちゃんと取っていたんですけど、何回か試合をやって…結局総合なので。色々考えて、レスリングの意識があったほうが打撃も活きてくるんで。打撃はまだ打撃の練習をしたらうまくなるって思っていたんですけど、そうでもなかったんで。やる、やらないは別として意識の中にレスリングを入れる。

相手はチャンピオンということで、チャンピオンだってことで意識は?
大石幸史:練習とかは、今回昇侍選手だからっていうのはあると思うんですね。そこは自分の中にあると思うんですけど、意識はしていないんですけど。やっぱり、試合が決まって練習できてきたなっていうのは自分の中にあるので、それはやっぱり昇侍選手だからっていうのはあったんじゃないかと思います。

特別な対策は?
大石幸史:対策っていうよりかは、自分のできるものを出すっていうのを考えています。

勝ち方のイメージは?
大石幸史:イメージすること自体もよくないと思うので。あまりイメージを持たない。勝ちたくないってことじゃないですけど、勝つってイメージをあまり持たずにずっと動いているようなイメージを持ちたいですね。結果っていうか、過程をずっと考えて結果がついてくればいいな、と。

相手がチャンピオンということで次はタイトルマッチがあると思いますが…。
大石幸史:それは周りが決めることなので。勝ち方とか試合内容がっていうのもあると思うし。まだライト級は僕は2試合、階級ではやっていたけどパンクラスではやっていないので。いい試合をしなければいけないっていうのはあると思います。タイトルマッチは内容も要求されると思いますし。

今年は国内ではライト級が最初っていうのは意識の中でありますか?
大石幸史:それはないですね。意識の中では続いている感じがするので。

調子のほうは?
大石幸史:いい環境でできているので、自分の道場でできているので、やっぱり調整は楽ですね。他の大会に出ると移動とかあって練習ができないとかあるんですけど、今回はウチのパンクラスなので調整は楽です。

その辺の『bodog』とか『リング・オブ・ファイヤー』とか経験して、日本の試合は楽でいいなとか…。
大石幸史:楽でいいな、とは思わないですけど(笑)、でもまあ海外の試合がいいかっていうとそうでもないくて、そこで調整しないといけないし。楽でいいっていうか…。

負担が少ない?
大石幸史:それもあると思いますけどね。

相手陣営の動向とかは気になりますか?
大石幸史:あんまり気にしていないです。ずっとそういう感じなので。

昇侍選手のビデオを何回も見てしまうとか。
大石幸史:それはないですね。あんまり見てしまうと…寝れなくなるので(笑)。

(笑)。
大石幸史:あんまり見ないっていうか、ちょっとは見ますけど、そんなに気にして見てはいないです。

同じismの伊藤選手が以前負けていますが、リベンジしたいという思いが?
大石幸史:チームとか、プロの選手なんで…伊藤さんには伊藤さんがリベンジして欲しいですよ。僕が勝ってこれでリベンジかって言うと、伊藤さんが納得しないと思うので。僕は僕の試合をするし、伊藤さんは伊藤さんの試合をして欲しいって思いますね。

70kgって群雄割拠というか、日本国内でも盛り上がっている階級だと思うんですが、その辺の意識は?
大石幸史:日本にいたら見やすい階級なので、総合に限らず『K-1』とか『MAX』とか見やすくて、意識するっていうかもちろんあるんですけど、個人的には団体とかの枠に囚われずに色んな所に出てみたい。色んな経験をしたいっていう…。去年はそういう風にできたので、いい経験ができたなと自分の中で思うので、そういうのも変わらず続けていきたいと思います。