
■ KEI山宮:落ち着いています。
: 試合が決まったときは前日になって落ち着いている自分が想像できましたか?
■ KEI山宮:試合が決まったときって色んな感情が出るので、興奮だとか、嬉しいといえば嬉しいし、ふっと我に返ったときに怖いなとかあるんですけど、そういうのをひっくるめて一ヶ月間練習してきたので、それもあって落ち着いています。
: やるべきことは全てやった?
■ KEI山宮:そうですね。それで、ダメだったらしょうがないなって感じですね。
: そこまで気持ちを作って試合に臨んだっていうのは…。
■ KEI山宮:最近では川村戦以来ですね。この2試合は大きいですね。
: 川村戦とは今回心境はどう違いますか?
■ KEI山宮:微妙に違いますね。川村戦のときはまたパンクラスに出るっていう事で、この試合を落としたらもうないと思っていたので、それがなんとかクリアできたから今回あるっていうことですけど、この試合に関してはなんて言うか…多分近藤さん以上に自分のほうが思い入れがあると思うんですよ。この試合に関しては。そういった意味に関しては…。切羽詰った感じではないし、もちろん試合なんで緊張していますし、怖さもありますが、楽しみもあるし、色んな…おかしな感情ですね。
: 改めて近藤選手の顔を見て感想は?
■ KEI山宮:明日リングで向かい合ったときはおそらくものすごい恐怖とか緊張とかやってやるぞ、とかあると思うんですけど、今日あんまりしゃべってないですけど、挨拶くらいですけど、何か落ち着きますね。ホッとするような。
: 向こうもかなりリラックスしたような…。
■ KEI山宮:見るからに(笑)。
: 今日、ちょうど10年ですが。
■ KEI山宮:それが一番ビックリですね。まったく数えてなかったから。10年…って長いですからね。猫の平均寿命ですからね。
: デビュー自体半年くらい遅れて、年下の先輩っていう定義で色んな思いがあると思いますけど、今の近藤選手にはどういう印象がありますか?
■ KEI山宮:今も昔も変わらないですね。頼りになる先輩です。年齢は関係ないですよ。
: すごく失礼な質問になるかと思いますけど、近藤選手はずっとパンクラスを引っ張ってきて、山宮選手は途中で転機があって強さを求めてGRABAKAに行きました。その辺の背負うものが変わってきたっていうのが明日出るのではないかと思うんですが。
■ KEI山宮:そうですね。責任感で言えば近藤さんのほうがあるしね。自分は、自分の欲のために勝手に出て行きましたから。だから、そういった意味でのパンクラスに対する責任感、パンクラスファンの期待は近藤さんにすごいあると思うので。でも、それは言ってもしょうがないですからね。やる以上は、カードを組んでくれたパンクラスと、来てくれるお客さんのために全力を尽くすとしか言えないです。
: 明日のセコンドは誰が?
■ KEI山宮:お世話になっている古川会長に。ずっとお世話になっている方なんですけど。パンクラス、GRABAKAのメンバーはつけません。
: 前にマイクで「最近パンクラスを好きになった人も、前から好きだった人も…」というコメントもあったと思いますが、明日はそれも意識して?
■ KEI山宮:試合中は意識できないですけど、そういう気持ちを忘れずにいます。
: 気持ちとしてはアウェーですか?
■ KEI山宮:う〜ん…。難しいですね。…すごく難しいですね。自分はやっぱりいつかパンクラスに戻ってきたいっていう気持ちがあったので、パンクラスでまたやるために修行してきたっていう思いがあるんですが、やっぱりパンクラスをずっと応援してくれたファンからすれば、途中で勝手に出て行って、また帰ってきて…みたいな感じだと思うので、ましてや相手はパンクラスの心の拠り所みたいな方ですから。やっぱり面白くないだろうし。ずっとホームでいたい気持ちはあるけど、アウェーなんだなって気もしますし。わからないですね。
: どんな試合をしたいですか?
■ KEI山宮:う〜ん…。いや、もちろん勝負なんで、勝ち負けはそこにあるんですけど、出し尽くしたって思えるような試合をしたいですね。