update:8.09
PANCRASE 2008 SHINING TOUR 8.27後楽園ホール大会
8.27後楽園ホール大会出場選手公開練習

photo
■日時:8月7日(木)16:00~
■場所:代々木公園 野外ステージエリア&イベントスペース内 特設リング
■参加選手:近藤有己・アライケンジ・鳥生将大(パンクラスism)、マキシモ・ブランコ(戦極 育成選手)
8月7日(木) 代々木公園で行なわれたイベント『サマフェス!!'08』の会場内に設置されている特設リングで、8月27日(水)後楽園ホール大会出場選手による公開練習を実施しました。参加選手は、パンクラスismから近藤有己選手・アライケンジ選手・鳥生将大選手、そして今大会で総合デビュー戦を迎える戦極 育成選手のマキシモ・ブランコ選手。近藤選手とマキシモ選手は2分1ラウンドのミット打ち、アライ選手と鳥生選手は3分1ラウンドのスパーリングを披露しました。以下、トークショーと囲み取材での各選手のコメント。
photo
photo
近藤有己選手
セミファイナル ミドル級戦 5分3ラウンド
暫定ミドル級王者
近藤有己
(パンクラスism)
近藤有己 vs 大堀竜二 大堀竜二
(TRIAL)
5.18戦極 ホジャー戦での鬱憤・渡辺の敵討ちと、闘志を漲らせる近藤の復帰戦。対するは、4.27ディファ有明大会で渡辺から大逆転勝利を挙げた大堀。初のミドル級戦に挑む近藤と、パンクラス2戦目にして近藤越えを狙う大堀の一戦に注目だ。
5月の戦極 有明コロシアム大会後から今回の試合に向けて、新たに取り組んでいる事はありますか?
近藤有己:今回の試合の為という訳ではないですけど、今は吉田道場に行って練習させてもらってます。出稽古を意識してやるようにしてますね。

それはいつ頃から?
近藤有己:先月の中頃からですね。主に吉田(秀彦)選手・中村(和裕)選手・瀧本(誠)選手とスパーリングをやってます。

ism練習と違う部分は?
近藤有己:テクニックがすごいなって思いました。吉田道場ではケチョンケチョンにやられてるんで(苦笑)。いい刺激になります。

約4年振りに後楽園ホール登場となりますが、後楽園ホールに関する思い出等あれば聞かせて下さい。
近藤有己:格闘技の聖地なので、お客さんがすごく熱いんですよね。会場の作りがお客さんの顔が全部見える作りだし、一生懸命応援してくれるのですごく気合いが入ります。

今回の対戦相手である大堀竜二選手は、極めを得意とする柔道ベースの選手ですが。
近藤有己:柔道をやってた人って極めが本当に強いんですよね。なので厳しい試合になると思ってます。

大堀選手は4月のディファ有明大会で、パンクラスismの渡辺大介選手からアームロックで勝利を挙げましたが、その試合の印象は?
近藤有己:鳥肌が立つような極めの強さを見せてもらったので、自分もそれにハマらないように、逆に自分は打撃でぶっ倒しにいきたいと思います。

対策は考えていますか?
近藤有己:できるだけ組み合わないようにしようと思ってます。

大堀戦は周りからは勝って当然という声も聞こえてきますが。
近藤有己:もちろん負ける訳にはいかない試合だと思ってるんで、倒して打撃で勝利を狙います。

今回の試合は、ある意味再起戦ともとれると思うのですが。
近藤有己:そうですね。前回のホジャー・グレイシー戦は、ワースト1位と言ってもいいくらいのどうしようもない試合でしたからね。今回は再起戦の土俵に上がる為の試合というか…まだまだ再起戦とは言えない試合ですね。

戦極でミドル級トーナメントが開催されるみたいですが、エントリーしたいという思いはありますか?
近藤有己:出れるんであれば出たいです。

今日お集り頂いたファンの皆様に向けて、メッセージをお願いします。
近藤有己:8月27日は今日のような熱い試合をしたいと思っているので、応援よろしくお願いします!
アライケンジ選手
第8試合 フェザー級戦 5分3ラウンド
ランキング4位
井上学
(U.W.F.スネークピットジャパン)
井上学 vs アライケンジ アライケンジ
(パンクラスism)
今大会からアライがフェザー級に転向。長年フェザー級ランカーとして活躍している井上から勝利を奪えるのか?スピードとテクニックを併せ持つ両者の、ハイレベルな攻防に期待したい。
アライ選手は、試合前はいつも「どんな相手でも打ち合いにいく」というお話をされている生粋のストライカーですが、そのファイトスタイルに恐さはないんですか?
アライケンジ:特に感じてないですね。打ち合えば勝てると思ってるんで恐さはないです。

昨年12月のディファ大会ではカク・サジンから、2002年のデビュー以来初の一本勝ちを収めましたが、その時の心境はいかがでしたか?
アライケンジ:やっぱり殴って勝ちたかったですね。

今回からフェザー級という事で階級をどんどん落としていますが、きっかけは?
アライケンジ:やっぱり階級変動ですね。フェザー級が65.8kg未満になった時に、落とそうかなと思ってたんですよ。でも様子をみようと思ってライト級に挑戦したら、一発目で転けちゃったんで。高校生の時から「(体を)でかくしろ」って言われ続けてて、努力してたんですよ。だから今までが無理してたのかなって思いました。

では、今は自然な感じなんですか?
アライケンジ:そうなんですよ。めっちゃラクですね。スピードやキレも自分の中で上がってる気がします。適正階級だと思います。

対戦相手である井上学選手の何を警戒していますか?
アライケンジ:一番警戒してるのは“気持ち"ですね。井上選手は頑張る気持ちや諦めない気持ちが毎試合見て取れるんで、キツい所で絶対負けない事に重点を置いて練習をしてます。

井上学選手に勝利すれば、ランキング入りも見えてくると思うのですが。
アライケンジ:目標がランキング入りではないんですけど、ベルトを狙うにはランキングが必要なんで、その為にランキング入りを目指します。

フェザー級で気になる選手はいますか?
アライケンジ:(前田)吉朗とかDJ.taiki選手とか…でもフェザー級で活躍してる選手はみんな気になりますよ。

その中で勝ち抜いていけるという自信はありますか?
アライケンジ:それはもちろんあります。それがなきゃ落とそうと思わないし。それがあるから今頑張れるんで、自分の可能性を信じてます。

「これだったら自分は誰にも負けない」という部分は?
アライケンジ:パンチです。「パンチの重さはピカイチだからそこは自信持っていい」ってトレーナーに言われてるんで、パンチに関しては誰にも負ける気がしないです。フェザー級に波風を立たせたいですね。

今日お集り頂いたファンの皆様に向けて、メッセージをお願いします。
アライケンジ:フェザー級に転向しても目指すものはベルトなので、それに向かって一つ一つ頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします!
鳥生将大選手
第5試合 ウェルター級戦 5分2ラウンド
鳥生将大
(パンクラスism)
鳥生将大 vs 岩見谷智義 岩見谷智義
(高田道場)
5月の大阪大会でプロ初の一本勝ちを挙げた鳥生と、3月の後楽園大会で本田との打ち合いを制した岩見谷によるウェルター級戦。レスリング出身の両者から繰り広げられる攻防に期待したい。
5月の大阪大会ではデビュー以来初の一本勝ちを収めましたが、その時の心境は?
鳥生将大:毎回ああいう感じの分かりやすい試合をしたいと思いましたね。

その時に極めたフロントチョークを「エンド・オブ・トリュウ」と名付けたそうですが、直訳すると「鳥生の終わり」という意味ですよね…。その名前の由来は?
鳥生将大:練習中にあの変形のフロントチョークを使ってたんですよ。そしたら川村(亮)さんに「あの技は鳥生スペシャルだ」って言われたんですけど、僕が「エンド・オブ・トリュウのほうが、響きがかっこよくないですか?」って言ったんです。そしたら後々「それじゃ鳥生の終わりになるんじゃないの?」って突っ込まれて…。実際あまり意味がわかってなかったんですよね(汗)。とりあえず響きでつけました。

岩見谷智義選手と再戦になりますが、あの時から今を比べて自分が一番変わった点は?
鳥生将大:組技も打撃も総合的な部分も全てのびたと思いますね。あの時は自分の形がなくて、ここからどうしたらいいのか分からない感じでした。でも今は気持ちに迷いがないので、もっともっといい試合ができると思います。

改めて警戒する部分は?
鳥生将大:レスリングが強いと思うので、その部分ですかね。

どのような対策で挑みますか?
鳥生将大:対策っていうのは特にないです。打撃や組技だけじゃなく、総合的に勝ちたいですね。

勝ち方の理想はありますか?
鳥生将大:KOか一本できっちりと、分かりやすい試合をしたいです。

今回からウェルター級での試合となりますが、気になる選手はいますか?
鳥生将大:初めての階級なので、まだそこまで考えてないです。

この再戦は、鳥生選手にとってどういう意味がありますか?
鳥生将大:もう一回やりたいと思ってたんで、嬉しいですね。借りを返したいです。

今日お集り頂いたファンの皆様に向けて、メッセージをお願いします。
鳥生将大:8月27日は全力で試合をします。応援よろしくお願いします!
マキシモ・ブランコ選手
第4試合 ライト級戦 5分2ラウンド
八島勇気
(パンクラスP'sLAB東京)
八島勇気 vs マキシモ・ブランコ マキシモ・ブランコ/初参戦
(戦極 育成選手)
先日“戦極 育成選手"として発表された元レスリング・ベネズエラ代表のマキシモが、パンクラスで総合初試合に挑む。迎え撃つのは、同じくレスリング出身で寝技を得意とする八島だ。同世代のレスリングで凌ぎを削りあってきた両者が、リング上で白熱した試合を繰り広げてくれるだろう。
今大会で総合デビュー戦を迎えますが、現在の心境は?
マキシモ・ブランコ:プレッシャーはありますけど、それに負けないように自分の100%の力を出して頑張りたいと思います。

なぜ総合格闘技に転向されたんですか?
マキシモ・ブランコ:戦いたいという気持ちが強かったからです。レスリングで北京オリンピックを狙ってたんですけど、行けなくなってしまったんですよ。それで次のオリンピック開催までの4年間に何をしようかと考えた時に、ガンガン殴り合いをしたいなって思ったので。それに有名になりたいし、リングの上で戦ってみたいし…とにかく色んな理由で総合を始めました。

いつ頃から総合の練習を始めたんですか?
マキシモ・ブランコ:4ヶ月前からですね。毎日思いっきり練習やってますよ。

総合は何が難しいですか?
マキシモ・ブランコ:関節技ですね。あとは自分に厳しくやらなくてはいけない事。最後まで殴り続けなきゃ試合は終わらないじゃないですか。かといってやらなかったらやられるし。

対戦相手の八島勇気選手はレスリング経験者で総合も経験している選手ですので、一筋縄ではいかないと思いますが、どのような対策で挑みますか?
マキシモ・ブランコ:八島選手の事はよく分からないんですけど、パンクラスの選手はみんな強いですから、しっかり自分の強い部分を出して戦いたいと思います。

勝利の理想は?
マキシモ・ブランコ:できればパンチでKOですけど、とにかく何でもいいから勝ちたいです。

今日お集り頂いたファンの皆様に向けて、メッセージをお願いします。
マキシモ・ブランコ:総合の有名選手になりたいので、デビュー戦では全力を出して必ず勝ちます。よろしくお願いします!